私は、まったく不眠症ではないですし、寝れないなんていう悩みは皆無で、ハッキリ言って、寝よう!、と思うと5秒で寝てしまうは、大袈裟ですが、そんな人間であります。最近(といっても、もう1年くらいになるかなあ)、寝るときに音楽を聴きながらというのが習慣化してきています。イヤホンをつけて、小さな音で30分で電源が切れるようにしてるんです。繰り返しますが、別に寝れないからではなく、まあ音楽を聴きながら寝るのもいいだろうということです。ですので、聴いた音楽はまったく記憶には残らず、おそらくは、1分以内には眠りに入っているんでしょう。どんな音楽を聴くかというと、交響曲なんてけっこう大音量のものはあまり…。まあいいのは、器楽曲か弦楽四重奏くらいでしょうか。モーツァルトは全般的にいいですね。バッハも平均律や無伴奏ヴァイオリンやチェロはいいです。ブルックナーのアダージョ楽章なんてのもいいです。まあ、これらは寝るための音楽というには、あまりの畏れ多いですが…。すんません。
で、最近ベートーヴェンのピアノ・ソナタなんかもいいかな、と思って、それなら第1番からと思い、愛用?していました。なかなかよく寝れる?。いやいや、それがきっかけとなって、ピアノ・ソナタをということになりました。ピアノ・ソナタヘ短調Op.2-1であります。この曲は、ベートーヴェンが1795年に作曲されたもので第1番から第3番までの三曲が作品2番として一括りにされています。その中で、この1番は、なかなか青年ベートーヴェンの意欲と情熱にあふれた作品ですね。私は、この曲をベートーヴェンの交響曲的なピアノソナタと思って聴いています。のちに作曲される交響曲のような曲想ですし、展開なんですね。短調の独特の雰囲気の第1楽章に始まって、第2楽章では安らぎに満ちたきれいな調べ曲。そしてスケルツォのようなメヌエット。そして情熱的な終楽章。たしかに交響曲とするには物足りないかも知れませんが、こじんまりとした交響曲のようにいつもきいてます。
そんなこの曲を、もっとも交響曲的に弾いてくれるのは、ここはやはりバックハウスだろうと思います。ウィルヘルム・バックハウス、バックハウスの演奏であります。1959-69年に録音された全集からです。この演奏、他の演奏に比べれば、あまり面白みのないものかもしれません。まあ愛想のない、スマートさにも欠ける。派手さもないものでしょう。しかし、繰り返して聴けば実に味わい深い。聴いた後は、交響曲の原曲?を聴いたような気分になります。第1楽章冒頭の短調の主題から、さりげない演奏、しかし、それに第二主題などが加わってくると、なんとも曲の厚みがましてくる様が素晴らしい。第2楽章もさりげない演奏ですが、却って重厚さを感じます。この楽章は好きですね。第3楽章、さすがなのはトリオの左右のかけあい。安定感のある美しさを感じます。そして、終楽章、これまでの楽章とは違うことはしてないなかにも、終楽章としての盛り上がりを聴かせてくれます。なかなかベートーヴェン的。またドイツ的とでもいうのでしょうか。
ともかく、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。しっかり聴きましょう。
(Decca ADRM 433 882-2 1992 輸入盤)
で、最近ベートーヴェンのピアノ・ソナタなんかもいいかな、と思って、それなら第1番からと思い、愛用?していました。なかなかよく寝れる?。いやいや、それがきっかけとなって、ピアノ・ソナタをということになりました。ピアノ・ソナタヘ短調Op.2-1であります。この曲は、ベートーヴェンが1795年に作曲されたもので第1番から第3番までの三曲が作品2番として一括りにされています。その中で、この1番は、なかなか青年ベートーヴェンの意欲と情熱にあふれた作品ですね。私は、この曲をベートーヴェンの交響曲的なピアノソナタと思って聴いています。のちに作曲される交響曲のような曲想ですし、展開なんですね。短調の独特の雰囲気の第1楽章に始まって、第2楽章では安らぎに満ちたきれいな調べ曲。そしてスケルツォのようなメヌエット。そして情熱的な終楽章。たしかに交響曲とするには物足りないかも知れませんが、こじんまりとした交響曲のようにいつもきいてます。
そんなこの曲を、もっとも交響曲的に弾いてくれるのは、ここはやはりバックハウスだろうと思います。ウィルヘルム・バックハウス、バックハウスの演奏であります。1959-69年に録音された全集からです。この演奏、他の演奏に比べれば、あまり面白みのないものかもしれません。まあ愛想のない、スマートさにも欠ける。派手さもないものでしょう。しかし、繰り返して聴けば実に味わい深い。聴いた後は、交響曲の原曲?を聴いたような気分になります。第1楽章冒頭の短調の主題から、さりげない演奏、しかし、それに第二主題などが加わってくると、なんとも曲の厚みがましてくる様が素晴らしい。第2楽章もさりげない演奏ですが、却って重厚さを感じます。この楽章は好きですね。第3楽章、さすがなのはトリオの左右のかけあい。安定感のある美しさを感じます。そして、終楽章、これまでの楽章とは違うことはしてないなかにも、終楽章としての盛り上がりを聴かせてくれます。なかなかベートーヴェン的。またドイツ的とでもいうのでしょうか。
ともかく、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。しっかり聴きましょう。
(Decca ADRM 433 882-2 1992 輸入盤)
子供の頃、家にバックハウスのベートーヴェン・ピアノソナタ全集があり、良く聴いていました。
有名な(表題や愛称がついている)曲はすでに他のレコードで聴いていたので、「全集ならでは」の曲では、この1番が一番好きでした。
最初のピアノソナタにして「ヘ短調」という調性も個性的だし、ハイドンの影響があるとはいえ、すでに後年のベートーヴェンを彷彿とさせるものも垣間見えますね。
たしかにハイドンの影響があるんでしょうね。この作品2の三曲は、好きです。しかし、1番のCDはバックハウスの他は、グルダしか持ってないです。なかなか、1番のみの単独での買いは、しないですかねえ。他に、オススメの演奏があったら、教えて下さい。