毎日車で通勤しておりますが、真っ直ぐの国道を北に向かって走らせています。まあ、混む時間帯でもないので、けっこう快適なドライブです。二車線ある道なんですが、左車線をのんびり走っています。たまにとんでもなく遅い車があって、越そうと右車線に入ると、なぜかその遅い車がスピード出してくるんですね。そんなことってないですか。また右車線でノロノロ走る車もなとかしてもらいたいですね。しかし、長時間の運転で困っているのは、腰が痛いことと睡魔であります。これは少々対策を講じないといけませんね。。
さて、今回はブルーノ・ワルター指揮のマーラーの交響曲第1番ニ長調『巨人』であります。コロンビア交響楽団で、1961年の1~2月の録音。ワルターの最晩年の超名盤といわれているものです。この演奏今から40年近く前にLPで買いました。まあそのころマーラーのレコードはそれほどありあませんで、この曲と、4番をボーレンシュタインの廉価盤を持ってました。ゲテモノ趣味的に8番をバーンスタイン盤で買ったのは、もう少し後でしたね。まあ、そんな時代でした。
ワルターのマーラー、先日Sony Classicalから出ている「MASTERS BOX SET」で「Bruno Walter conducts Mahler」の7枚組を買いました。他に2・4・5・9・大地の歌などが収められており、ほとんど持っているのですが、この1番が欲しかったのと、1700円ほどという値段で買ってしまいました。ほんとにこのシリーズ、白いBOXですが、安いです。もう13~4種類買っちゃいました。今度もゼルキンのCDが出るらしいので、それも買おうと思います。「タワーの渋谷店にでも行ってごらんなさい、あの白いBOXをいくつも黄色いカゴに入れてレジに持って行く人がいっぱい見られる。みんな嬉しそうな顔をしてます。」(http://nailsweet.jugem.jp/?eid=829#sequel)。私も嬉しい限りであります(笑)
それで、この演奏でありますが、まあこれほどこの曲を生き生きとと、気力と活力を込めて演奏しているものはないでしょう。それほど音楽が実に元気でピチピチしており躍動感に溢れております。ワルターのマーラーの交響曲、どれもそんな傾向が強いのですが、この巨人は中でもとびきりの演奏です。非常に若く健康的な印象を持ちますが、これはのちのマーラーの曲には、感じないものですねえ。ただ、惜しむらくはコロンビア響、たいそういい演奏を展開していますが、余裕がない。最大50の力を持っているとすれば、それを総べて出し切っている。80の力があるが50で演奏しているという余裕が欲しい気はします。そのことからか、どうも音の薄さを感じますね。
第1楽章から、目の前に自然が現れるような演奏が展開されます。木管などの鮮やかな音色が飛び交い写実的。『さすらう若人の歌』からの主題の弦も澄み切った美しさに満ちています。そして、次第に熱を帯びてきて鮮やかさに気迫に満ちた演奏となっていく。そしてダイナミックに曲を閉じる。第2楽章キビキビとした弦で始まり、それに木管が主題を奏す。たいそう元気に満ちた展開が心地よい。楽器のそれぞれの切れ味は最高。このあたりワルターのマーラーの演奏の特徴ですね。第3楽章、一転して暗さに満ちた音楽。前の楽章からの変化が激しい。暗さは超一級品。とはいえそれも健康的であり絶望的には感じない。中間部のヴァイオリンの夢見るような旋律もワルターっぽい演奏。そして、終楽章で大爆発。この楽章はこの演奏では最も素晴らしいと思います。全体的にこの演奏、若さみなぎる元気さがいいのですが、中でもこの楽章ですね。活力と元気と気迫に満ちた、ダイナミックな演奏。中には空虚な演奏に聞こえるものもある中で、ワルターの演奏は違いますねえ。この楽章は最後大きな高揚感が特にいいですね。
しかし、最近腰が痛くて困っております。加齢による筋肉の衰えも重要な原因でしょうねえ。なんともであります。
(SONY CLASSICAL 88691920102 2011年 輸入盤)
さて、今回はブルーノ・ワルター指揮のマーラーの交響曲第1番ニ長調『巨人』であります。コロンビア交響楽団で、1961年の1~2月の録音。ワルターの最晩年の超名盤といわれているものです。この演奏今から40年近く前にLPで買いました。まあそのころマーラーのレコードはそれほどありあませんで、この曲と、4番をボーレンシュタインの廉価盤を持ってました。ゲテモノ趣味的に8番をバーンスタイン盤で買ったのは、もう少し後でしたね。まあ、そんな時代でした。
ワルターのマーラー、先日Sony Classicalから出ている「MASTERS BOX SET」で「Bruno Walter conducts Mahler」の7枚組を買いました。他に2・4・5・9・大地の歌などが収められており、ほとんど持っているのですが、この1番が欲しかったのと、1700円ほどという値段で買ってしまいました。ほんとにこのシリーズ、白いBOXですが、安いです。もう13~4種類買っちゃいました。今度もゼルキンのCDが出るらしいので、それも買おうと思います。「タワーの渋谷店にでも行ってごらんなさい、あの白いBOXをいくつも黄色いカゴに入れてレジに持って行く人がいっぱい見られる。みんな嬉しそうな顔をしてます。」(http://nailsweet.jugem.jp/?eid=829#sequel)。私も嬉しい限りであります(笑)
それで、この演奏でありますが、まあこれほどこの曲を生き生きとと、気力と活力を込めて演奏しているものはないでしょう。それほど音楽が実に元気でピチピチしており躍動感に溢れております。ワルターのマーラーの交響曲、どれもそんな傾向が強いのですが、この巨人は中でもとびきりの演奏です。非常に若く健康的な印象を持ちますが、これはのちのマーラーの曲には、感じないものですねえ。ただ、惜しむらくはコロンビア響、たいそういい演奏を展開していますが、余裕がない。最大50の力を持っているとすれば、それを総べて出し切っている。80の力があるが50で演奏しているという余裕が欲しい気はします。そのことからか、どうも音の薄さを感じますね。
第1楽章から、目の前に自然が現れるような演奏が展開されます。木管などの鮮やかな音色が飛び交い写実的。『さすらう若人の歌』からの主題の弦も澄み切った美しさに満ちています。そして、次第に熱を帯びてきて鮮やかさに気迫に満ちた演奏となっていく。そしてダイナミックに曲を閉じる。第2楽章キビキビとした弦で始まり、それに木管が主題を奏す。たいそう元気に満ちた展開が心地よい。楽器のそれぞれの切れ味は最高。このあたりワルターのマーラーの演奏の特徴ですね。第3楽章、一転して暗さに満ちた音楽。前の楽章からの変化が激しい。暗さは超一級品。とはいえそれも健康的であり絶望的には感じない。中間部のヴァイオリンの夢見るような旋律もワルターっぽい演奏。そして、終楽章で大爆発。この楽章はこの演奏では最も素晴らしいと思います。全体的にこの演奏、若さみなぎる元気さがいいのですが、中でもこの楽章ですね。活力と元気と気迫に満ちた、ダイナミックな演奏。中には空虚な演奏に聞こえるものもある中で、ワルターの演奏は違いますねえ。この楽章は最後大きな高揚感が特にいいですね。
しかし、最近腰が痛くて困っております。加齢による筋肉の衰えも重要な原因でしょうねえ。なんともであります。
(SONY CLASSICAL 88691920102 2011年 輸入盤)
最近、クラッシックを聴いてなかったので、CDが届くのを楽しみにしてるんですが~
癒されたいんで~す!
マーラー1番の刷り込み演奏&最初に聴いた演奏がワルター/コロンビアでした。
LPだったので第3楽章の途中でレコードを裏返す必要がありました。
今でも第3楽章を聴いていると、「あ、ここで裏返さなきゃ」と思います。
でもこの演奏、CDでは持っていないのです。
このボックス、買おうかな、買うべきですよね。