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ホグウッドのハイドン交響曲 その2。

2015年01月10日 23時24分04秒 | ハイドン
新年のお仕事は、月曜日からスタート。今週は丸々一週間ありますから、なかなか大変です。5日は午後からお休みをもらって、9月に奥様が逝去された元同僚のおうちに弔問に行ってきました。また、職場ではインフルエンザがそれなりに活躍されています。来週、十数人が北海道に出張します。もしインフルに罹ったら、私も代わりを務めなければなりません。三連休明けのことで、心の準備はしておかねば、と思っています。年明けから、いろいろありますねえ。

ということで、今回もハイドンです。先日、ホグウッドとエンシェント室内管弦楽団のハイドン交響曲のBOXを出して、無作為にCDを一枚だしました。なんだかババ抜きみたいですが、これも、ハイドンの交響曲を聴こう!という意欲の表れでありましょう。それで、どの1枚を引いたかといいますと、32枚中10枚目で、交響曲第21番・22番・23番の収められているものでした。はっきり言って、どんな曲かはまったく知りません。6日の午前中に車で出張に行きましたが、その車中で聴きました。

でも、虚心坦懐に(別に普通に聴いてもでいいのですが)聴くと、ハイドンってやはりいいですねえ。そう思うのは、今回聴いた曲がいいな、と思ったからですが、百曲ほどある交響曲や、それに匹敵するほどある弦楽四重奏曲、又はピアノ三重奏曲、ピアノソナタなどなど、あまりに数が多すぎて、どれを選んで聴くかで、戸惑いもあり、聴いた曲がそれほどでもない場合もあるかもしれませんが、虚心坦懐(再び登場)に聴くと、よさが滲み出てくるようであります。

その中から、交響曲第21番イ長調Hob.I-21です。1764年に作曲されました。第1楽章Adagio、第2楽章Presto、第3楽章Menuet、第4楽章Allegro moltoで、演奏時間は16分ほどです。緩―急―緩―急の形式で、いわゆる教会ソナタの形式の曲です。ただ第3楽章にメヌエットが入っていますね。Adagio楽章が最初というのも、少々戸惑いますね。第22番「哲学者」でもこの形式が取られています。ただこの曲、第1楽章と第2楽章が逆になっていても、何ら問題ないかなとも思います。PrestoとあとにMenuetというのも、少々慣れない気がします。

それで、この曲は第1楽章が極めて美しい。ホグウッドの演奏で私は、弦の上品で優美な音色が好きなのですが、この第1楽章のadagioはホグウッドのよさをよく聴くことができますね。旋律の美しさももちろん、その佇まいがなんと心を和ませてくれます。そして、演奏の各楽器のバランスも極めていいですね。第2楽章。Prestoですので、快速なのは当たり前ですが、速すぎて、終楽章みたいであります。ホグウッドの古楽器は最速になっても、乱れを微塵も感じることがない。終わってしまったかな、と思っているうちに、第3楽章でMenuet。これは、モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークのメヌエットにも類似が指摘されている冒頭。そして、中間部は短調になる。やはり私はメヌエットは好きです。オケの規模もこれくらいがちょうど良いのでしょうねえ。そして、第4楽章、PrestoではなくAllegro。また終楽章かということも感じなくはないですが、まあもう一度、ということで。そして、弦と木管の調和もいいし、響きがたいそうまとまっておりますねえ。まあ、あっという間の16分でありました。

正月休みが終わって一週間たっての三連休は、実にありがたいですねえ。明日は、お出かけしようと思っています。今年は寒く、雪も多いので、北の方にはなかなかいけないのが残念であります。
(L'OISEAU-LYRE 4806900 2012年 輸入盤)

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