こんなCDを買った!聴いた!

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カイルベルトのCDを買わなければいけません!5

2017年03月26日 22時48分37秒 | モーツァルト
今日でオープン戦も終わりました。マリーンズ18試合で13勝2敗3引き分けで、堂々の一位。シーズン中もこれくらいの成績だったら良いんですがね。投手陣が安定していました。ローテは、涌井、石川、唐川、西野、スタンリッジとルーキーの佐々木ですかね。二木や大嶺、関谷などは?。一方、打線は不安が残ります。バラデスとダフィーが頑張ってくれないと大変です。それとスタメンの固定ができるかですね。清田と伊志嶺と中村がシーズン通して活躍して欲しい。今年は、優勝のチャンスも十分にあると思っています。実に楽しみな開幕前でありました。

ということで、今回も前回に続いて、ヨゼフ・カイルベルトの演奏であります。 モーツァルトの交響曲第39番変ホ長調K.543です。バンベルク交響楽団との演奏。1955年の録音です。これはステレオとなっていますが、もっともステレオの初期のものでしょうね。録音はまったく問題なく聴けるものです。

このCDも2008年にワーナーから発売された「巨匠カイルベルトの芸術」の中の1枚です。このシリーズは全15枚なんですが、その中にモーツァルトは3枚。交響曲の第35~41番とセレナード集があります。そして、前回のベートーヴェン同様、2014年にタワーさんからこれらの3枚はデジタル・リマスターされて発売されています。音も、よりよくなったんでしょうねえ。タワーさんは、過去の名盤をSACDとしてたくさん発売してくれていますので、このカイルベルトのCDもSACDで発売してくれれば、よりよかったんでしょうねえ。

しかし、カイルベルトの演奏は、まさに質実剛健の骨太。ゆったりとした大河の流れの如くのモーツァルトを聴かせてくれています。聴いていて心地よさの中に揺られながら、何の不満もなく、いいなあ、とモーツァルトの世界に全身を浸すことができるのです。カイルベルトは、過剰な表現も作為的なところもまったくなく、モーツァルトの音楽を再現しているだけと、ついつい思ってしまいますが、いやいや、その中にこの指揮者の巧さや凄さを散りばめながらの演奏なのであります。そして、この根底には、ドイツのお国ぶりとでもいうか、やはりこの国の生まれで、カペルマイスターの伝統を受け継いだものにしかできない曲つくりがあるのだろうと思います。

第1楽章、ゆったりとして落ち着いた演奏。オケの精度も高く、特に弦楽器のまとまりはいいですねえ。ドイツには、こんな地方のオケがたくさんあるんだろうな、と思わせる。その中で、この演奏の落ち着きがいいには、やはり低音部の充実によるものなんでしょうねえ。第2楽章、ここでも、実に音楽のよさを十二分に実感させてくれる。決して声高にはならず、抑えめでありながら、細部まで気持ちの行き届いた演奏には、ついつい吸い込まれていくような気持ちになります。第3楽章メヌエット。上品でかつ、まとまりの非常がたいそういい。中間部では、クラリネットなどの押さえ気味であるが、気品にある音色が響き渡る。そして歯切れのよさもいいですね。そして、第4楽章。軽快な印象をもつが、そこには細部まで行き届いた見通しのよさがあり、たいそう心地よい。オケのまとまりも非常によく、最後まで締まった演奏が展開される。

大相撲春場所は千秋楽。稀勢の里が照ノ富士に連勝し、逆転優勝を飾りました。左肩の負傷をおしての出場。とても勝てないだろうと思われていましたが…。しかし、一方の照ノ富士も膝があまり良くなかったのかも知れませんねえ。ともかく、いい相撲を見せてもらいました。
(TELDEC WPCS-12161 巨匠カイルベルトの芸術11 2008年)

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2 コメント

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Unknown (とすからやん)
2017-03-27 18:34:16
カイルベルトのモーツァルトいいですね。
演奏は結構テンポを揺らしていますね。一例ですが39番でも第1楽章の展開部でパウゼを入れたり、リタルダンドしたりしていますね。このパウゼは私は他に聴いたことありませんでした。古い録音でも充分な音ですね。保存が良いのと、再発が少ないのでマスターテープの使用回数が少ないのかと推測しております。
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コメント、ありがとうございます。 (mikotomochi58)
2017-03-27 21:03:34
とすからやん 様、前回に続きコメント感謝です。とても1955年の録音とは思えない音で聴けるので、満足しています。ご指摘のとおり、いろんな仕掛けがありますねえ。そのあたりは百戦錬磨のカイルベルトなんでしょうねえ。カイルベルト、また取り上げたいと思います。またご教示ください。
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