本当に寒くなってきました。今年は寒そうですね。私の勤務地はかなり北の方にあるので、かなり寒いのです。家で8度あったとしたら、勤務地は3度。まあ寒いのです。12月にならないと、暖房が入らないという規則なので、仕事中も辛いのであります。職場ではヒートテックやパッチが大流行。といっても私には、あまり好きではないので、伊達の薄着で頑張っています。そして、来週末ぐらいには、タイヤもスタッドレスに履き替えなければなりませんねえ。
そんなわけで、今回はビートルズ。というのも、先日ポール・マッカートニーが来日して、大阪でもコンサートがありました。前の職場の同僚は、前から4列目で見て、ポールと目が合ったといって、興奮しておりました。そんなこんなの影響か、ひさびさにビートルズを聴いたのでありました。前にも申したかもしれませんが、私はビートルズを生で観た最後の世代かな、と思っています。そんなわけですから、私もご多分に漏れず、ビートルズに熱中した一人でありました。
私のビートルズ体験は、さすがに来日公演は記憶にありませんが、東芝?のステレオのCMに「Let it be」が流れていたことから始まりました。そして、1973年だったか発売された赤盤と青盤を買いまして、それを聴き込むことで、ビートルズに夢中になりました。そんな人は私だけではなく、多くの友人も同様であり、同じクラスの女の子は、家にポールとジョンがやってきた夢を見たといって自慢してたのでした、そんな風に、みなさんビートルズに首ったけだったのでした。
赤盤と青盤を聴き尽くしたあとは、高校生になって「Let it be」「Abbey Road」をまず買いました。そして、当時最高の作品と言われていた「Sgt.Pepper's」も買いました。同じクラスのビートルズ狂だったMくんは、「このアルバムには、無駄な音がひとつもない!」と誰かが言ってたことをそのまま言ってました。それってどういう意味なんだろうと思いつつ、フムフムとうなずいていました…。そしてその中で、もっとも好きだったのは「Let it be」でした。
「Let it be」って、あまり評価されていないんですね。このアルバムは、オーバー・ダビングをやめて原点に返ることを目指し、セッション風景を収めた映画の撮影と同時進行で収録が行われました。スタジオでのライヴやルーフトップ・コンサートの演奏が入っています。その後製作の熱意を失い、フィル・スペクターのプロデュースでやっと発売に至ります。できあがったものは、フィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」でたくさんのオーバー・ダビングが施され、かなり様子の変わったものもありました。確かに散漫な雰囲気がある作品ですねえ。
でも、私がいいなと思うのは、ライブ調の音源が用いられていて、良くも悪くも当時のビートルズの様子をうかがい知ることができることです。後付けかもしれませんが、バラバラだったといわれる四人が一緒にやろうというところから発する、妙な緊迫感が感じ取られるのです。それが他のアルバムにはない空気なのですね。「Two Of Us」「Dig A Pony」なんかのけだるさというかゆるんだところがいいです。また、曲調がロックンロール的なものが多いのも懐かしさを感じます。そして最後のライブ調が加えられた「Get Back」。前後の喋りが加えられ、たゆんだところに突如あのユニゾン調のイントロが発せられたところの迫力がたまりませんでした。加えて、「Let it be」Across the Universe」「The Long and Winding Road」の不朽の名曲三つ。青盤では最後にこの三曲が続けて収められていますね。後の二つは、原曲にオーバー・ダビングされ、それがみなさんの不評を買っているのですが、「アンソロジー3」や「Naked」などで聴くことができる原曲、はどうでしょうか。私はどう思ってもスペクターのアレンジの方がいいと思ってしまうのです。最初に嫌になるほど聴いたものがどうも耳に馴染んでいるからかもしれませんが。ライブ調の曲の間に、これらの編曲を施された曲があるところも、妙な不自然さを感じますが、それも、スペクターの仕掛けなのかもしれません。2003年に出された「Naked」は、当時のビートルズが作ろうとしていたアルバムに近づいたものであるかもしれませんが、私的にはやはり「「Let it be」の方が断然好きであります。
ポール・マッカートニーの来日というと、1975年直前に薬物犯罪歴でビザが取り消され中止となり、1980年には成田空港で大麻不法所持で現行犯逮捕されたことが思い出されますね。あの頃は本当に残念に思ったものでした。
そんなわけで、今回はビートルズ。というのも、先日ポール・マッカートニーが来日して、大阪でもコンサートがありました。前の職場の同僚は、前から4列目で見て、ポールと目が合ったといって、興奮しておりました。そんなこんなの影響か、ひさびさにビートルズを聴いたのでありました。前にも申したかもしれませんが、私はビートルズを生で観た最後の世代かな、と思っています。そんなわけですから、私もご多分に漏れず、ビートルズに熱中した一人でありました。
私のビートルズ体験は、さすがに来日公演は記憶にありませんが、東芝?のステレオのCMに「Let it be」が流れていたことから始まりました。そして、1973年だったか発売された赤盤と青盤を買いまして、それを聴き込むことで、ビートルズに夢中になりました。そんな人は私だけではなく、多くの友人も同様であり、同じクラスの女の子は、家にポールとジョンがやってきた夢を見たといって自慢してたのでした、そんな風に、みなさんビートルズに首ったけだったのでした。
赤盤と青盤を聴き尽くしたあとは、高校生になって「Let it be」「Abbey Road」をまず買いました。そして、当時最高の作品と言われていた「Sgt.Pepper's」も買いました。同じクラスのビートルズ狂だったMくんは、「このアルバムには、無駄な音がひとつもない!」と誰かが言ってたことをそのまま言ってました。それってどういう意味なんだろうと思いつつ、フムフムとうなずいていました…。そしてその中で、もっとも好きだったのは「Let it be」でした。
「Let it be」って、あまり評価されていないんですね。このアルバムは、オーバー・ダビングをやめて原点に返ることを目指し、セッション風景を収めた映画の撮影と同時進行で収録が行われました。スタジオでのライヴやルーフトップ・コンサートの演奏が入っています。その後製作の熱意を失い、フィル・スペクターのプロデュースでやっと発売に至ります。できあがったものは、フィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」でたくさんのオーバー・ダビングが施され、かなり様子の変わったものもありました。確かに散漫な雰囲気がある作品ですねえ。
でも、私がいいなと思うのは、ライブ調の音源が用いられていて、良くも悪くも当時のビートルズの様子をうかがい知ることができることです。後付けかもしれませんが、バラバラだったといわれる四人が一緒にやろうというところから発する、妙な緊迫感が感じ取られるのです。それが他のアルバムにはない空気なのですね。「Two Of Us」「Dig A Pony」なんかのけだるさというかゆるんだところがいいです。また、曲調がロックンロール的なものが多いのも懐かしさを感じます。そして最後のライブ調が加えられた「Get Back」。前後の喋りが加えられ、たゆんだところに突如あのユニゾン調のイントロが発せられたところの迫力がたまりませんでした。加えて、「Let it be」Across the Universe」「The Long and Winding Road」の不朽の名曲三つ。青盤では最後にこの三曲が続けて収められていますね。後の二つは、原曲にオーバー・ダビングされ、それがみなさんの不評を買っているのですが、「アンソロジー3」や「Naked」などで聴くことができる原曲、はどうでしょうか。私はどう思ってもスペクターのアレンジの方がいいと思ってしまうのです。最初に嫌になるほど聴いたものがどうも耳に馴染んでいるからかもしれませんが。ライブ調の曲の間に、これらの編曲を施された曲があるところも、妙な不自然さを感じますが、それも、スペクターの仕掛けなのかもしれません。2003年に出された「Naked」は、当時のビートルズが作ろうとしていたアルバムに近づいたものであるかもしれませんが、私的にはやはり「「Let it be」の方が断然好きであります。
ポール・マッカートニーの来日というと、1975年直前に薬物犯罪歴でビザが取り消され中止となり、1980年には成田空港で大麻不法所持で現行犯逮捕されたことが思い出されますね。あの頃は本当に残念に思ったものでした。
レットイットビーは、私にとって思い出深い曲です。遠い昔、学生の頃、ギタークラブに所属していました。この曲のギター合奏をやったのです。その編曲は、パッヘルベルのカノンをベースにした洒落たものでした。ピアノがカノンのテーマとなるコード進行を終始奏でる中で、レットイットビーのメロディーをギターの合奏が合わせていきます。
その頃の心情を思い出しています。
今日の記事、ありがとうございました。