残暑お見舞い申し上げます。お盆も終わりました。先週は三日ほど例年どおり岡山の実家に帰省しておりました。毎年のことですが、誰も住まない家で、エアコン・冷蔵庫・風呂は壊れ、元栓を開けると水が止まらない水道と、まあとても現代人が住む環境ではない状況の中、苦行の三日間でした。しかしほんとに暑かったですね。扇風機の風は熱風でした。それでも、夕方にはランニング、そして山ほどある不要物の廃棄などに励みました。神戸に帰ると、その快適さに涙した次第です。
まあ、そんなことで、神戸にいても暑い毎日。例年のことですが、真夏にはあまりクラシック音楽は聴く気にならない。音楽が暑苦しいんでしょうか。まあ、曲を選べばいいんでしょうが、それでも、オーケストラの迫力ある大音響などは、とてもとてもって感じですかねえ。まあ、これもその日の気分によるところもあるんですがねえ。そんなことで、今回はクラシック以外の音楽について、ということでお茶を濁したいと思います。
実は、今年に入って、クラシック以外の音楽のCDをいくつか買いました。そのひとつがジョニ・ミッチェルなんです。その昔、高校生のころLPを買ったことがありまして、それは「Miles of Aisles」という2枚組のライブ・アルバムでした。なぜ買ったかはそれほど明瞭な記憶はなく、なんとなく聴きたかった、ということでしょうね。それで久々にジョニ・ミッチェルを聴いてみようと言うことで、Youtubeなどでちょくちょく聴いていました。
それでCDも買おうかなあ、と思い、中古やさんで物色しましたがその店にはなく、店長さんと話する中で、「BLUE」なんていいですよねえ。確か、アルバムを10枚ほど集めたBOXがありましたよ。5000円もしないと思いますよ。なんてご教示いただきました。そうかそうか、ということで、帰宅後いろいろと調べてみると、確かに「Joni Mitchell The Stadio Albums 1968-1979」がありました。ネットで中古CDもあり、4000円ほどだったので買ってしまったのでした。
そんな経緯で、「BLUE」であります。このアルバムは1971年も発表したジョニ・ミッチェルんの4枚目のアルバム。10曲が収められています。すべて彼女の作詞作曲、プロデュースしたもの。評価も高く、彼女の最高とアルバムと評され、『ローリング・ストーン』誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)においても3位となり、2017年のNPRの「女性が作った偉大なアルバム」では1位と評価されているのであります。高評価ですね。
しかし高校生のころは、彼女の曲というと、「サークルゲーム」と「青春の光と影」の超有名曲と「Miles of Aisles」におさめれていた曲の中で憶えている数曲、くらいしか記憶になかった。そんなに熱心に聴いていたわけではないんですね。加えて、このようなジャンルの曲をこれまでそれほど聴いていたこともないので、正しくこのアルバムの真価を理解しているとは思えない。でも現在これを聴くと真価はともかく、いい曲だなあ、と思うのでありました。
10曲約35分。最初は同じような曲が多いな、と思うのですが、聴き込んでいく中で、それぞれの個性が滲み出て来ます。まず、伴奏がアコースティックギターなど比較的簡素で、落ち着いて聴ける。また、それにともなって彼女の歌声が非常によく入って来る。そして、彼女の歌唱力と表情がとても胸に突き刺さるのでありました。と、まあ素人の感想にもなってないですが、10曲、どれもいい。最初は、ピアノの伴奏で始まる「River」に注目しましたが、「A Case of you」「The last time I saw Richar」に惹かれ、今一番好きなのは「Little Green」であります。なんだかこのころのエッセンスが詰まっているようです。もちろん、「Blue」「California」もいいのですが…。
しかし、この10枚組が4000円とは…。昔は、LPは一枚2000円と少ししましたから、当時は頻繁には買えなかった。ネットもなし、レンタルもないし、友人たちと貸し借りするか、ラジオの放送で聴くしかなかった。今に比べると実に貧相な環境ですよねえ。そんな中、文字通り貪るように音楽を聴いていたなあ、と思ったのでした。そのころ、私の周りにはジョニ・ミッチェルを聴いたり、アルバムを持っている人は、一人も知りませんでしたねえ。
(Rhino 8122.797178 2012年 The Stadio Albums 1968-1979 輸入盤)
まあ、そんなことで、神戸にいても暑い毎日。例年のことですが、真夏にはあまりクラシック音楽は聴く気にならない。音楽が暑苦しいんでしょうか。まあ、曲を選べばいいんでしょうが、それでも、オーケストラの迫力ある大音響などは、とてもとてもって感じですかねえ。まあ、これもその日の気分によるところもあるんですがねえ。そんなことで、今回はクラシック以外の音楽について、ということでお茶を濁したいと思います。
実は、今年に入って、クラシック以外の音楽のCDをいくつか買いました。そのひとつがジョニ・ミッチェルなんです。その昔、高校生のころLPを買ったことがありまして、それは「Miles of Aisles」という2枚組のライブ・アルバムでした。なぜ買ったかはそれほど明瞭な記憶はなく、なんとなく聴きたかった、ということでしょうね。それで久々にジョニ・ミッチェルを聴いてみようと言うことで、Youtubeなどでちょくちょく聴いていました。
それでCDも買おうかなあ、と思い、中古やさんで物色しましたがその店にはなく、店長さんと話する中で、「BLUE」なんていいですよねえ。確か、アルバムを10枚ほど集めたBOXがありましたよ。5000円もしないと思いますよ。なんてご教示いただきました。そうかそうか、ということで、帰宅後いろいろと調べてみると、確かに「Joni Mitchell The Stadio Albums 1968-1979」がありました。ネットで中古CDもあり、4000円ほどだったので買ってしまったのでした。
そんな経緯で、「BLUE」であります。このアルバムは1971年も発表したジョニ・ミッチェルんの4枚目のアルバム。10曲が収められています。すべて彼女の作詞作曲、プロデュースしたもの。評価も高く、彼女の最高とアルバムと評され、『ローリング・ストーン』誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)においても3位となり、2017年のNPRの「女性が作った偉大なアルバム」では1位と評価されているのであります。高評価ですね。
しかし高校生のころは、彼女の曲というと、「サークルゲーム」と「青春の光と影」の超有名曲と「Miles of Aisles」におさめれていた曲の中で憶えている数曲、くらいしか記憶になかった。そんなに熱心に聴いていたわけではないんですね。加えて、このようなジャンルの曲をこれまでそれほど聴いていたこともないので、正しくこのアルバムの真価を理解しているとは思えない。でも現在これを聴くと真価はともかく、いい曲だなあ、と思うのでありました。
10曲約35分。最初は同じような曲が多いな、と思うのですが、聴き込んでいく中で、それぞれの個性が滲み出て来ます。まず、伴奏がアコースティックギターなど比較的簡素で、落ち着いて聴ける。また、それにともなって彼女の歌声が非常によく入って来る。そして、彼女の歌唱力と表情がとても胸に突き刺さるのでありました。と、まあ素人の感想にもなってないですが、10曲、どれもいい。最初は、ピアノの伴奏で始まる「River」に注目しましたが、「A Case of you」「The last time I saw Richar」に惹かれ、今一番好きなのは「Little Green」であります。なんだかこのころのエッセンスが詰まっているようです。もちろん、「Blue」「California」もいいのですが…。
しかし、この10枚組が4000円とは…。昔は、LPは一枚2000円と少ししましたから、当時は頻繁には買えなかった。ネットもなし、レンタルもないし、友人たちと貸し借りするか、ラジオの放送で聴くしかなかった。今に比べると実に貧相な環境ですよねえ。そんな中、文字通り貪るように音楽を聴いていたなあ、と思ったのでした。そのころ、私の周りにはジョニ・ミッチェルを聴いたり、アルバムを持っている人は、一人も知りませんでしたねえ。
(Rhino 8122.797178 2012年 The Stadio Albums 1968-1979 輸入盤)
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