12月になると、あっという間に今年もあとわずかになりますね。クリスマスの前後から、年末を実感していく毎日です。まあ、忙しい一年でした。しかし、この4ヶ月ほど、9月にはウェストミンスター、10月はショルティ、11月はDECCAのBOXを次々と買い、先日は難波のタワーさんで、PHILIPSのBOXを入手しました。秋以降は、激安BOX怒涛の4連発といった買い物でありました。4つでは200枚を超える枚数。いやはや、しっかり聴かねばなりませんねえ。
その中から、PHILIPSの『ORIGINAL JACKET COLLECTION』55枚組であります。PHILIPSがDECCAに吸収され、お馴染みのレーベルが消滅したのは、周知のとおりです。エンジのラインが懐かしいですし、残念です。PHILIPSへのオマージュということもあって、PHILIPSのロゴが用いられているこのBOX買いました。以外とダブりが少ない(2枚ほど)のも嬉しいことですね。まあ、これを全部聴くのはなかなか骨の折れることですが…。
ということで、今回はこの中から、ヴィヴァルディの作品8『和声とインベンションの試み』から、第1番から第4番まで。通称、『四季』であります。もう超有名な曲ですが、演奏も、イ・ムジチ合奏団。独奏ヴァイオリンはロベルト・ミケルッチ。1969年9月の録音です。この曲といえば、このイ・ムジチの演奏がまず挙げられますね。私はこの演奏は、それほど聴いたことがなかったので、聴いてみると、なかなかよかったですよねえ。
というのもちょうど私が音楽を聴き始めたころ、LPの売上げトップはイ・ムジチの四季でした。
それは驚異的な人気で、数年間その地位は揺らぐことはありませんでした。しかし、その四季は、この四季ではなく、1959年録音の旧盤であり、独奏Vnは、フェリックス・アーヨでありました。ですので、このミケルッチの新盤が出たときは、かなり話題になって、愛読していた『週間FM』でもこの新旧のイ・ムジチの演奏による四季は、どちらがいいか、が特集されていました。
世間では、当時圧倒的に旧盤の方がいいという声が多かったのです。知り合いの大学生のお兄さんも旧盤支持者で、言っていたのは『夏』第1楽章、アーヨ盤では、夏の暑さの中での気だるさが、絶品だ~,とのたまわっておりました。ミケルッチのあとも、イ・ムジチは四季を録音しているのでしょうね。フェデリコ・アゴスティーニのソロのもありましたねえ。しかし、四季自体をそれほど聴かないので、あまり詳しくはありませんでした。すんません。
それで、今回久々のこの曲を聴きました。やはり、いい曲すね。全曲、あっという間に楽しめました。加えてよくできていますね。四季の移ろいがよく表現されていますね。通俗化しすぎたところはありますが…。しかし、このミケルッチ盤、いいですね。何がいいかというと、まず全体的に非常の音色が明るい。いかにも地中海の明るさ、ヴィヴァルディの音楽によく合っています。そして、リズムがしっかりして、低音も揺るぎない安定感。聴いていての気が休まりますね。また、表現もスケールが大きく、ダイナミックな音作りも快感ですね。加えて、ミケルッチのヴァイオリンも、明快な音色で、鮮明。大がかりな演奏。他の奏者をグイグイ引っぱっていきますね。ただ、表情の深さなどにおいては、アーヨ盤には劣るようですか。といっても、アーヨ盤はLPでしかもっておらず、もう、かなり長いこと聴いておりませんが…。四季の中では、このミケルッチの演奏では秋が好きですね。リズミカルで躍動感があり、活発な演奏が非常にいいですねえ、
今日は、仕事納めでした。職場の大掃除もして、8時に帰宅しました。そして、松井秀喜さんの引退報道がありました。明日から6日間のお休みになります。いいですねえ。ほんと。
(PHILIPS ORIGINAL JACKET COLLECTION 2011年 輸入盤)
その中から、PHILIPSの『ORIGINAL JACKET COLLECTION』55枚組であります。PHILIPSがDECCAに吸収され、お馴染みのレーベルが消滅したのは、周知のとおりです。エンジのラインが懐かしいですし、残念です。PHILIPSへのオマージュということもあって、PHILIPSのロゴが用いられているこのBOX買いました。以外とダブりが少ない(2枚ほど)のも嬉しいことですね。まあ、これを全部聴くのはなかなか骨の折れることですが…。
ということで、今回はこの中から、ヴィヴァルディの作品8『和声とインベンションの試み』から、第1番から第4番まで。通称、『四季』であります。もう超有名な曲ですが、演奏も、イ・ムジチ合奏団。独奏ヴァイオリンはロベルト・ミケルッチ。1969年9月の録音です。この曲といえば、このイ・ムジチの演奏がまず挙げられますね。私はこの演奏は、それほど聴いたことがなかったので、聴いてみると、なかなかよかったですよねえ。
というのもちょうど私が音楽を聴き始めたころ、LPの売上げトップはイ・ムジチの四季でした。
それは驚異的な人気で、数年間その地位は揺らぐことはありませんでした。しかし、その四季は、この四季ではなく、1959年録音の旧盤であり、独奏Vnは、フェリックス・アーヨでありました。ですので、このミケルッチの新盤が出たときは、かなり話題になって、愛読していた『週間FM』でもこの新旧のイ・ムジチの演奏による四季は、どちらがいいか、が特集されていました。
世間では、当時圧倒的に旧盤の方がいいという声が多かったのです。知り合いの大学生のお兄さんも旧盤支持者で、言っていたのは『夏』第1楽章、アーヨ盤では、夏の暑さの中での気だるさが、絶品だ~,とのたまわっておりました。ミケルッチのあとも、イ・ムジチは四季を録音しているのでしょうね。フェデリコ・アゴスティーニのソロのもありましたねえ。しかし、四季自体をそれほど聴かないので、あまり詳しくはありませんでした。すんません。
それで、今回久々のこの曲を聴きました。やはり、いい曲すね。全曲、あっという間に楽しめました。加えてよくできていますね。四季の移ろいがよく表現されていますね。通俗化しすぎたところはありますが…。しかし、このミケルッチ盤、いいですね。何がいいかというと、まず全体的に非常の音色が明るい。いかにも地中海の明るさ、ヴィヴァルディの音楽によく合っています。そして、リズムがしっかりして、低音も揺るぎない安定感。聴いていての気が休まりますね。また、表現もスケールが大きく、ダイナミックな音作りも快感ですね。加えて、ミケルッチのヴァイオリンも、明快な音色で、鮮明。大がかりな演奏。他の奏者をグイグイ引っぱっていきますね。ただ、表情の深さなどにおいては、アーヨ盤には劣るようですか。といっても、アーヨ盤はLPでしかもっておらず、もう、かなり長いこと聴いておりませんが…。四季の中では、このミケルッチの演奏では秋が好きですね。リズミカルで躍動感があり、活発な演奏が非常にいいですねえ、
今日は、仕事納めでした。職場の大掃除もして、8時に帰宅しました。そして、松井秀喜さんの引退報道がありました。明日から6日間のお休みになります。いいですねえ。ほんと。
(PHILIPS ORIGINAL JACKET COLLECTION 2011年 輸入盤)
クラシックをt聴き始めの頃は、四季やシューベルトの未完成シンフォニー、ベートーヴェンの第5シンフォニー、ドヴォルザークの第9シンフォニーなど、所謂超有名曲を何度も何度も聴いたものです。
今はほとんどそれらを聴かなくなってしまったのですが、先入観を全て排除して、素直に曲と対すれば、たいがい素晴らしいと感じるはずです。
かつて聴いた曲をまた色々と聴いてみることにします。
「四季」は名曲中の名曲だと思っています。
全体のバランスが完璧ですね。
色々な演奏で聴き比べると、およそ飽きることがありません。
イ・ムジチはアーヨもミケルッチも最高ですが、他にもシルブとかカルミレッリとか皆素晴らしいと思います。
もちろんイ・ムジチ以外にも良いものは沢山ありますが、イ・ムジチが一番安心して楽しめます。
何はともあれ、本年もどうぞよろしくお願いします。