こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ご無沙汰のバッハのカンタータです。

2008年01月20日 17時45分32秒 | バッハ
今年になってほんとに寒いです。今朝から曇りがちの天気でしたが、午後になって雨模様。雪にならなければと思います。積もると、とたんに交通がマヒしちゃいますからねえ。天気予報では、明日にかけて雪になってますが…。
最近、CDを買うのに中古屋さんでのことが多いんですね。なんで中古かというと、①値段が安い。②品揃えが独特。新品では入手できないものもある。③お店がけっこうたくさんある。以上のようなことなんですが、まあ、最大の理由は①でしょうね。これに対して、新品はHMVのネットを利用するくらいですね。お店ではタワーさんを贔屓にしてましたが、最近はとんとご無沙汰です。すんません。加えて、新譜の魅力的なのがそれほどない!ということもありますかね。今日も、『レコ芸』2月号を買って読んでましたが、「リーダーズ・チョイス」特集でした。2007年の新譜は、フムフムと見てましたが、その中で買ったのは1枚だけです。とほほであります。一方で、生誕100年のカラヤンということで、DGへの録音240枚が30万円というのも出てました。しかし、これって絶対にダブりがありますよね。だからどんな人が買うんでしょう。30万ってのも半端ではないですねえ。
そんな中、新譜月評を見ますと(今月もオペラの新譜はない!)、声楽曲の再発売で、カール・リヒターによるバッハのカンタータ選集4枚組があり、その記事に、「今までバッハのカンタータを一度も聴いたことがない人に最初に聴くべき1点を尋ねられたら…第147番を聴くことを薦めるだろう」とありました。ふむふむ。
そんで、これを聴きました。BWV147番「心と口と行いと生きざまは」であります。演奏は、もちろんリヒター。このカンタータのコラール楽曲がピアノ編曲で「主よ、人の望みの喜びよ」として有名なことは周知のことです。神の子イエスを身ごもったマリアの喜びが表されている曲ですが、全編美しさにあふれていますね。この曲はリヒターの演奏しか聴いたことがないんですが、他の演奏は不要ともいうべき演奏ですかね(そうでない意見もありますが…)。独唱もヘルタ・テッパーとキート・エンゲンがいいですねえ。加えて、1部のアルトのアリアでのオーボエ・ダモーレ、ソプラノのアリアでのヴィオリン、2部のテノールのアリアでのオルガン、バスのアリアでのトランペット、これらの独奏が実にみずみずしく聴かせます。リヒターの演奏の魅力には、こんな楽器の演奏の美しさもありますね。そして、最後には有名なコラール楽曲が閉めてくれます。神の世界はこんな幸福感にあふれるのでしょうか。

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