3月13日からマスク着用は自己判断となりました。私はマスクは、あまり好きではなく、というのも眼鏡をしているので眼鏡が曇るんですね。毎日曇り止めを塗っているのですが、時間がたつと効果も薄れる。曇ると視界が…。もうほんとにうっとおしい。だから電車なんかでは外したいのです。しかしながら、ご存じのように日本人マスク好きというか、慎重というか…。かく言う私も一人で自己主張する気概もなく、これまでと同じようにマスクをしているのでありました。とほほ。
ということで、今回はJSバッハのカンタータ。久しぶりです。これまではリヒターや鈴木さんなどの演奏が多かったのですが、ナタリー・デセイとその盟友エマニュエル・アイムとル・コンセール・ダストレエによるもの。2008年1-2月パリのレバノン・ノートル・ダム小教区教会での録音であります。収録されているのは、①カンタータ『もろびとよ、歓呼して神を迎えよ』BWV51、②カンタータ『われは満ちたれり』BWV82a、③カンタータ『わが心は血の海に泳ぐ』BWV199の三曲。②は、元々男声によるものですが、バッハ自身によるソプラノ用編曲版による演奏になります。
このところ、バッハと同時代のヘンデルやラモーなどの音楽をよく聴いていました。久々にバッハを聴くと、バッハのよさが実感できますねえ。バッハの音楽は実に懐が深いですねえ。聴きながら、いろんなことに思いを馳せることが出来ます。ヘンデルやラモーなど、今年になってよく聴いていましたが、バッハの音楽、ほっとするというか、なんとも音楽が心に染み込んでくるような優しさを感じさせてくれます。これがまた、その聴いたときの状況の違いにも、これほどうまく対応してくれる音楽は、他にはないですよねえ。やはり、バッハはいいなあ。
この演奏は、デセイを聴くといってもいいですね。私はデセイの声や歌い方など、まったくもって好きなので、このCDは非常に楽しく聴けます。デセイの歌声は、果たしてバッハに合っているのか、というと微妙なところをありますが、高音は美しく表情も豊かであり、その掘り下げるような歌唱は大好きであります。ただ、この人は少々線が細いとか非力さが気になるところがあります。オペラでは、それを感じるときもあるのですが、今回はまったく気にならない。むしろデセイの美声に加えて、見事なコロラトゥーラなども満喫できます。アイムとル・コンセール・ダストレエも鮮度が高く、ピュアが響きがいいです。
収められたカンタータ、一番の注目は②ですね。元々男声による曲で、リヒターとフィッシャー=ディースカウの名演奏がありますね。この演奏では、バッハ自身の編曲による。フルートが目立ちますね。そしてやはり聴きどころは、3曲目の10分に及びアリア。男声によるものとは異なり、デセイの優しい女声が心に染み込みます。違和感などはまったくなく、むしろ女声の方がいなとも思いました。ただ、あっさり感が強く、リヒター盤のような濃厚な味付けとは異質。まあ現代的なのかもしれませんねえ。そして、①と③は元々女声の曲であり、デセイは力強さとかなどとは無縁。③の四曲目のアリアはも聴きどころなんですが、アイムとデセイがうまく調和して、安堵感が一杯の中にデセイの歌声が実に優しく響きわたります。心落ち着く時間であります。①でも三曲目のアリア、癒し感がいっぱいあります。
前回言及したWBC、益々盛り上がっていますね。まあ、これからの二試合が本番の真剣勝負ですね。しかし、イタリア戦での大谷さんのバント、あれは四番のすることではないやろう、と私は思いましたが…、皆さん絶賛されてましたねえ。おかしいなあ、そうですかねえ…。心を入れ替えて、これからはしっかり応援しようと思います。
(Virgin CLASSICS 5193142 2008年 輸入盤)
ということで、今回はJSバッハのカンタータ。久しぶりです。これまではリヒターや鈴木さんなどの演奏が多かったのですが、ナタリー・デセイとその盟友エマニュエル・アイムとル・コンセール・ダストレエによるもの。2008年1-2月パリのレバノン・ノートル・ダム小教区教会での録音であります。収録されているのは、①カンタータ『もろびとよ、歓呼して神を迎えよ』BWV51、②カンタータ『われは満ちたれり』BWV82a、③カンタータ『わが心は血の海に泳ぐ』BWV199の三曲。②は、元々男声によるものですが、バッハ自身によるソプラノ用編曲版による演奏になります。
このところ、バッハと同時代のヘンデルやラモーなどの音楽をよく聴いていました。久々にバッハを聴くと、バッハのよさが実感できますねえ。バッハの音楽は実に懐が深いですねえ。聴きながら、いろんなことに思いを馳せることが出来ます。ヘンデルやラモーなど、今年になってよく聴いていましたが、バッハの音楽、ほっとするというか、なんとも音楽が心に染み込んでくるような優しさを感じさせてくれます。これがまた、その聴いたときの状況の違いにも、これほどうまく対応してくれる音楽は、他にはないですよねえ。やはり、バッハはいいなあ。
この演奏は、デセイを聴くといってもいいですね。私はデセイの声や歌い方など、まったくもって好きなので、このCDは非常に楽しく聴けます。デセイの歌声は、果たしてバッハに合っているのか、というと微妙なところをありますが、高音は美しく表情も豊かであり、その掘り下げるような歌唱は大好きであります。ただ、この人は少々線が細いとか非力さが気になるところがあります。オペラでは、それを感じるときもあるのですが、今回はまったく気にならない。むしろデセイの美声に加えて、見事なコロラトゥーラなども満喫できます。アイムとル・コンセール・ダストレエも鮮度が高く、ピュアが響きがいいです。
収められたカンタータ、一番の注目は②ですね。元々男声による曲で、リヒターとフィッシャー=ディースカウの名演奏がありますね。この演奏では、バッハ自身の編曲による。フルートが目立ちますね。そしてやはり聴きどころは、3曲目の10分に及びアリア。男声によるものとは異なり、デセイの優しい女声が心に染み込みます。違和感などはまったくなく、むしろ女声の方がいなとも思いました。ただ、あっさり感が強く、リヒター盤のような濃厚な味付けとは異質。まあ現代的なのかもしれませんねえ。そして、①と③は元々女声の曲であり、デセイは力強さとかなどとは無縁。③の四曲目のアリアはも聴きどころなんですが、アイムとデセイがうまく調和して、安堵感が一杯の中にデセイの歌声が実に優しく響きわたります。心落ち着く時間であります。①でも三曲目のアリア、癒し感がいっぱいあります。
前回言及したWBC、益々盛り上がっていますね。まあ、これからの二試合が本番の真剣勝負ですね。しかし、イタリア戦での大谷さんのバント、あれは四番のすることではないやろう、と私は思いましたが…、皆さん絶賛されてましたねえ。おかしいなあ、そうですかねえ…。心を入れ替えて、これからはしっかり応援しようと思います。
(Virgin CLASSICS 5193142 2008年 輸入盤)
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