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この一週間は、台風被害のことがいろいろと報道されていました、そんな中、17日にドラフト会議がありました、マリーンズ、大船渡高校の佐々木くんの一位指名を引き当てました。二位以下も捕手、内野手、投手、外野手。できれば即戦力の投手が欲しかったなとも思いますが、上出来のドラフトでした。このところ、藤原、安田、平沢と高校の有名選手を指名していますが、なかなか活躍出来ていない現状。佐々木くんには、ぜひともエースになってほしいものであります。
ということで、今回はベートーヴェンのヴァイオリンソナタです。我々の世代では、なんと言っても、ダヴィット・オイストラフとレフ・オボーリンの演奏であります。もう15年近く前になりますが、この演奏のCD4枚組が2000円台で出ていて、ボザール・トリオのピアノ三重奏曲全曲も同じくらいであったので、併せて梅田の茶屋町のタワーさんで買ったことを覚えています。この全曲とバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータのシェリング盤は、LPの時代には欲しかったんです。でも高価でとても手が出ませんでしたからねえ。
しかし、その後ヴァイオリンソナタは、クロイツェルと10番の4枚目を誤ってイスで踏んでしまって、割れてしまいました。加えて、3枚目の7・8番ももなぜかわからないのですが、機械によっては再生できない、という不幸な状態になっていまいました。こんなことってあるんですねえ。うー、残念であります。でも、最近オイストラフのBOXを買ったので、その中に全曲が収められているので、なんとかなっているのでありました。めでたしです。今では、SACDで欲しかったなあと思う程でありますが、残念ながら品切れでありました。
この中からヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2であります。この作品30は3曲のヴァイオリンソナタからなっており、6番から8番です。1802年頃の作曲。ロシア皇帝のアレクサンドル1世に献呈されました。そして、この演奏は、1962年パリ、シャン・デュ・モンドでの録音であります。
やはり、オイストラフのヴァイオリンは骨太で、堂々と我が道を行くような演奏であり、実に豊かな美しさにあふれているのです。それで、よく聴き込むと、微妙なニュアンスの表情がとてもいいのです。そして、それ以上にいいのが、オボーリンのピアノであります。オイストラフとがっぷり四つに組んでの演奏は、聴き応えがあります。ヴァイオリンソナタの演奏では、録音の具合もあるんでしょうが、ピアノの存在が希薄に感じるものが多いように思います。それに比べて、このオボーリンのピアノは実に雄弁。まさに両者が対等。いやオボーリンの活躍は特質すべきものでありますねえ。
第1楽章、短調らしい主題がピアノ、そしてヴァイオリンで奏でられる。それほどの切迫感はないが、切れ味の鋭いヴァイオリンと、それに対抗するかのようなピアノで高まっていく。ピアノは明瞭で、安定した音色であります。第2楽章。ベートーヴェンらしい緩徐楽章。旋律も美しさがあふれる。ヴァイオリンはたいそう暖かみがある音色で、優しく奏でる。ピアノも表情豊かでヴァイオリンに負けてはいません。ともに強弱のバランスも巧く、叙情的な表情はため息がでるほどであります。第3楽章スケルツオ。軽快な音色。特にピアノの安定した演奏がいいです。ヴァイオリンも 高音が鮮やかです。そして、第4楽章。ヴァイオリンとピアノのせめぎ合いのような演奏が展開される。贔屓目からしれないが、どうもピアノの頑張りが私的にはいいな、と思う。お互いに緊迫感をもちながら、それでいて優美さも確認できるところも素晴らしい。
ラグビーW杯、準々決勝で南アフリカに敗退しましたね。やはり南アフリカ強かったです。また日本シリーズ、ホークス連勝。ここも強いですね。
(DG 4796580 2016年 輸入盤)
ということで、今回はベートーヴェンのヴァイオリンソナタです。我々の世代では、なんと言っても、ダヴィット・オイストラフとレフ・オボーリンの演奏であります。もう15年近く前になりますが、この演奏のCD4枚組が2000円台で出ていて、ボザール・トリオのピアノ三重奏曲全曲も同じくらいであったので、併せて梅田の茶屋町のタワーさんで買ったことを覚えています。この全曲とバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータのシェリング盤は、LPの時代には欲しかったんです。でも高価でとても手が出ませんでしたからねえ。
しかし、その後ヴァイオリンソナタは、クロイツェルと10番の4枚目を誤ってイスで踏んでしまって、割れてしまいました。加えて、3枚目の7・8番ももなぜかわからないのですが、機械によっては再生できない、という不幸な状態になっていまいました。こんなことってあるんですねえ。うー、残念であります。でも、最近オイストラフのBOXを買ったので、その中に全曲が収められているので、なんとかなっているのでありました。めでたしです。今では、SACDで欲しかったなあと思う程でありますが、残念ながら品切れでありました。
この中からヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2であります。この作品30は3曲のヴァイオリンソナタからなっており、6番から8番です。1802年頃の作曲。ロシア皇帝のアレクサンドル1世に献呈されました。そして、この演奏は、1962年パリ、シャン・デュ・モンドでの録音であります。
やはり、オイストラフのヴァイオリンは骨太で、堂々と我が道を行くような演奏であり、実に豊かな美しさにあふれているのです。それで、よく聴き込むと、微妙なニュアンスの表情がとてもいいのです。そして、それ以上にいいのが、オボーリンのピアノであります。オイストラフとがっぷり四つに組んでの演奏は、聴き応えがあります。ヴァイオリンソナタの演奏では、録音の具合もあるんでしょうが、ピアノの存在が希薄に感じるものが多いように思います。それに比べて、このオボーリンのピアノは実に雄弁。まさに両者が対等。いやオボーリンの活躍は特質すべきものでありますねえ。
第1楽章、短調らしい主題がピアノ、そしてヴァイオリンで奏でられる。それほどの切迫感はないが、切れ味の鋭いヴァイオリンと、それに対抗するかのようなピアノで高まっていく。ピアノは明瞭で、安定した音色であります。第2楽章。ベートーヴェンらしい緩徐楽章。旋律も美しさがあふれる。ヴァイオリンはたいそう暖かみがある音色で、優しく奏でる。ピアノも表情豊かでヴァイオリンに負けてはいません。ともに強弱のバランスも巧く、叙情的な表情はため息がでるほどであります。第3楽章スケルツオ。軽快な音色。特にピアノの安定した演奏がいいです。ヴァイオリンも 高音が鮮やかです。そして、第4楽章。ヴァイオリンとピアノのせめぎ合いのような演奏が展開される。贔屓目からしれないが、どうもピアノの頑張りが私的にはいいな、と思う。お互いに緊迫感をもちながら、それでいて優美さも確認できるところも素晴らしい。
ラグビーW杯、準々決勝で南アフリカに敗退しましたね。やはり南アフリカ強かったです。また日本シリーズ、ホークス連勝。ここも強いですね。
(DG 4796580 2016年 輸入盤)
さて、ベートーヴェンの、ヴァイオリン・ソナタですが、どの曲も、ピアノがしっかりと、土台を支えますが、これらの曲は、ピアノ・ソナタといっても差し支えないものです。モーツァルト時代のものとは、異なるようです。この、7番も良い曲の一つです。オボーリンのピアノが、この曲にピッタリです。変に、輝き過ぎてないですね。やはり、名盤といえます。
ところで、即位の礼など、華やかな出来事の多い昨今ですが、台風被害のあった地域では、それどころではないですね。これから、寒い季節を迎えるにあたり、不安で一杯だと思います。これ以上、天候が荒れないことを、祈るばかりです。