先週、宮城県へ東日本大震災復興支援のボランティア活動に参加してきました。今回で4回目。もう震災から来年3月で5年になりますが、津波に飲み込まれたところでは、盛り土をする作業が進み、慌ただしくトラックが往来する姿を見ました。この地域ではまだまだ。仮説住宅もあと3年は継続するということ。復興には時間が必要みたいです。今年は暖冬で本当に暖かかく、去年の寒さに比べると…、でした。来年は行けるかどうか微妙。今年が最後になるかもしれません。
さて、大分前になりますが、マレイ・ペライアのBOX。「Murray Perahia-the First 40 Years」を買いました。ペライアのキャリア40周年を記念するもので、CD68枚+DVD5枚で9811円。すごいコスパですよねえ。加えて、たいそう豪華な箱に三百頁に近い綺麗なブックレット。けっこう大きなBOXになるのっで、場所をとるというところではやっかいですが、全体を見れば、これは出色の出来のBOXであります。値段も安いですよねえ。
そんなペライアのBOX。私はこれまでペライアのCDはほとんど持っていなかったので、ダブりはそれほどないのですが、ただモーツァルトのピアノ協奏曲はSONYの激安BOXで買いましたので、その10枚だけであります。冊子を見ておりましたら、1970年代は実に若い。当たり前ですが、現在はそれなりのお年で、まあそれは当たり前のことでありますが…。1947年のお生まれなので、現在68歳であられます。まだまだ活躍が期待されますよねえ。
ということで、今回はペライアの演奏から、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15。ヘルナルト・ハイティンク指揮のACO。1985年12月12/13日の録音です。ハイティンクは、1960年代にアラウ・LPOと、また90年代いシフ・SKDとの同曲の録音があり、三度の全集があります。一方、ペライアは、ここのハイティンクの他には、1988年のロンドンでマリナー・アカデミー室内管とのライブ演奏の映像があります。
さて、この演奏ですが、やはりペライアのピアノですねえ。実に一音一音が見事な美しさで展開されています。作曲は1794年ごろですので、モーツァルトの記憶がま新しいころ。そのようなチャーミングさも感じられる曲ですので、ペライアの宝石のようなピアノが実によく合う。また、このペライア、若さあふれる演奏で、実に溌剌としていいですねえ、そして、第2楽章ではため息のでるような美しさであります。加えて、ハイティンクの伴奏もいいですねえ。堅実と言われますが、私はここでのハイティンクとACは好感が持てます。両者が非常によく合っているようですよねえ。えはハイティンクの力だと思います。ペライアはそれなりに独自の世界を展開している中で、このハイティンクの演奏は出色のもののようの思えます。
第一楽章、序奏のあとのピアノの登場がハッとするような美しさであります。弱音もきれいですいし、陰陽が実に鮮やかに展開されていく様も実にいいです。これに呼応するオケ色合い鮮やかですねえ。カデンツアでもペライアのピアノは縦横無尽に鍵盤を叩き、鮮やかです。第2楽章、この楽章はきれいですねえ。もう最初からペライアのピアノの音色は恍惚感あふれます。この演奏の中でみも、もっとも注目されるところであります。か細い音色でありながらも、心に染み込んでいく素晴らしいピアノであります。それでいて旋律は実に心に染み込んでくるのでありました。実に美しい。そして第三楽章、軽快な開始でピアノの音色も踊るようで、それにうまくオケも一緒の展開。このオケとピアノの形作る世界は無限の広がりを展開していきます。ペライアのピアノの美しく、またオケそれ以上の演奏を聴かせてくれます。
しかし、この曲の最後に『フィガロの結婚』第一幕のフィガロのアリアに一部が登場しませんか。似てますよねえ。そう思うのは私だけでしょうか。
(SONY 88691912562 Murray Perahia-the First 40 Years 2012年 輸入盤)
さて、大分前になりますが、マレイ・ペライアのBOX。「Murray Perahia-the First 40 Years」を買いました。ペライアのキャリア40周年を記念するもので、CD68枚+DVD5枚で9811円。すごいコスパですよねえ。加えて、たいそう豪華な箱に三百頁に近い綺麗なブックレット。けっこう大きなBOXになるのっで、場所をとるというところではやっかいですが、全体を見れば、これは出色の出来のBOXであります。値段も安いですよねえ。
そんなペライアのBOX。私はこれまでペライアのCDはほとんど持っていなかったので、ダブりはそれほどないのですが、ただモーツァルトのピアノ協奏曲はSONYの激安BOXで買いましたので、その10枚だけであります。冊子を見ておりましたら、1970年代は実に若い。当たり前ですが、現在はそれなりのお年で、まあそれは当たり前のことでありますが…。1947年のお生まれなので、現在68歳であられます。まだまだ活躍が期待されますよねえ。
ということで、今回はペライアの演奏から、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15。ヘルナルト・ハイティンク指揮のACO。1985年12月12/13日の録音です。ハイティンクは、1960年代にアラウ・LPOと、また90年代いシフ・SKDとの同曲の録音があり、三度の全集があります。一方、ペライアは、ここのハイティンクの他には、1988年のロンドンでマリナー・アカデミー室内管とのライブ演奏の映像があります。
さて、この演奏ですが、やはりペライアのピアノですねえ。実に一音一音が見事な美しさで展開されています。作曲は1794年ごろですので、モーツァルトの記憶がま新しいころ。そのようなチャーミングさも感じられる曲ですので、ペライアの宝石のようなピアノが実によく合う。また、このペライア、若さあふれる演奏で、実に溌剌としていいですねえ、そして、第2楽章ではため息のでるような美しさであります。加えて、ハイティンクの伴奏もいいですねえ。堅実と言われますが、私はここでのハイティンクとACは好感が持てます。両者が非常によく合っているようですよねえ。えはハイティンクの力だと思います。ペライアはそれなりに独自の世界を展開している中で、このハイティンクの演奏は出色のもののようの思えます。
第一楽章、序奏のあとのピアノの登場がハッとするような美しさであります。弱音もきれいですいし、陰陽が実に鮮やかに展開されていく様も実にいいです。これに呼応するオケ色合い鮮やかですねえ。カデンツアでもペライアのピアノは縦横無尽に鍵盤を叩き、鮮やかです。第2楽章、この楽章はきれいですねえ。もう最初からペライアのピアノの音色は恍惚感あふれます。この演奏の中でみも、もっとも注目されるところであります。か細い音色でありながらも、心に染み込んでいく素晴らしいピアノであります。それでいて旋律は実に心に染み込んでくるのでありました。実に美しい。そして第三楽章、軽快な開始でピアノの音色も踊るようで、それにうまくオケも一緒の展開。このオケとピアノの形作る世界は無限の広がりを展開していきます。ペライアのピアノの美しく、またオケそれ以上の演奏を聴かせてくれます。
しかし、この曲の最後に『フィガロの結婚』第一幕のフィガロのアリアに一部が登場しませんか。似てますよねえ。そう思うのは私だけでしょうか。
(SONY 88691912562 Murray Perahia-the First 40 Years 2012年 輸入盤)
ペライア+ハイティンクのこのベートーヴェンは、私も愛聴盤にしています。おっしゃる通りで、大変に美しい演奏です。派手な演出はありませんが、こうした誠実で美しい演奏も、一つの行き方だと思います。
ヴィヴァルディやモーツァルト、バッハ等の記事を読みまして、今日、梅田のタワーレコードで3枚買いました。ミケルッチの四季、モントゥのモーツァルト「ハフナー・39番」、ケンプのゴールドベルク、です。四季はアーヨ盤にしようか迷いましたが、調和の幻想が3曲入っているミケルッチ盤にしました。アーヨ盤はLPを先輩から譲ってもらったものを持ってますが繰返し聴いたわけではなく覚えていませんでした。モントゥのは画像を見ると同じものだと思います。ケンプは2枚組でCD2にはイギリス組曲3番、カプリッチョ、フランス組曲5番などが入っています。ゴールドベルクは1969年ハノーファーとありますから同じ録音だと思います。タワーレコードの企画のものです。今、ゴールドベルク変奏曲を聴いてますが主題を聴いてビックリしました。モントゥはレコード時代の終わり頃にハイドンの「驚愕」「時計」を聴き感動しました。約4年前にデッカ輸入盤CDをタワーレコードで見つけ大喜びで買いました。既に出ていたのを知らなかっただけかもしれませんが、長い間待っていてよかったなぁと、この時は思いました。ハイドンは「朝」(ドラティ指揮)も好きです。