なかなか勝てないマリーンズであります。そんな中、佐々木朗希が投げる試合のタダ券もらったので、13日の金曜日に京セラに行きました。やはり速い‼️低めのストレートはすごい。追い込まれたら140㎞後半のフォークが打てないので、初球から打ってましたね。7回85球で降板しましたが、あと一回は投げて欲しかったねえ。しかし、コロナ禍のバファローズには勝ち越ししたいね、と言っていましたが、結局は、1勝2敗で負け越し。期待された今年もダメですかねえ。
そんなこんなで、今回は久々のベートーヴェンであります。今年になってからテレマン、ヘンデルについて、たくさん言及してきました。そろそろ他の曲も、ということでしょうか。そうは言っても最近聴く曲は、テレマンとヘンデルが、8割方占めているのであります。購入するCDに、このお二人のがほとんど。まあ、それはそれでいいのですが、やはり、他の曲も聴きたいなと思ってきたのも事実でありました。
それで、今回はジョルディ・サヴァール指揮ル・コンセール・ド・ナシオンによるベートーヴェンの交響曲演奏からであります。サヴァールのベートーヴェン交響曲は、1~5番と6~9番が二セットで発売されています。いろいろと評判がいい声を聴きますので、これは一度聴きたいなと思いました。加えてSACDであることも魅力であります。
とは言っても、サヴァールについては、私はほとんど存じ上げないのでありました。サヴァールは、1941年スペインのお生まれ。もう80才。これまでは、JSバッハ以前の音楽を演奏され、近年ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンに進出されています。古楽器系については、あまり聴かないこともあり、ほとんど食わず嫌いのようになっておりまして、実によくないな、と思っております。ただ、最近のテレマンやヘンデルのマイブームで、そっち系の演奏をよく聴くことになり、それほどの距離を感じなくなったことも事実であります。アーノンクールの演奏なども、なんだか興味が湧いてきたかなとおもったりであります(笑)。
と言うことで、サヴァールの演奏で、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67『運命』であります。2019年10月5-9日の録音。しかし、もうどんな音楽が展開されても、ほとんど驚かないのです。これもなかなか究極の古楽器の演奏であります。そして、録音が至極いいのとSACDで、それそれの楽器が実に鮮明であり、古楽器的な美しい響きです。まずは、この演奏ではこのような楽器の音色が非常に魅力的なのです。そして、これまでいろんな演奏を聴いてきた『運命』ですが、非常に新鮮な響き。それぞれの楽器の鮮明な音色が心に染み込みます。そして、SACDで聴ける美音は、この演奏を大いに引き立てていますね。
第1楽章。冒頭から鮮烈な響き。古楽器にありがちな乾いた音色だが、畳みかけるような演奏で迫力満点。ティンパニも大活躍。と言っても軽さが少し気になるところ。第2楽章。ここでも弦と木管の美音が実にいい。これらの音色に耳が奪われる。そして旋律を丁寧に、明るく歌い上げていますねえ。第三楽章、テンポは少し速め。しかし細部に至るまで明瞭な演奏。それでいて堂々したたたずまいで、とても鮮やかです。そして第4楽章。高らかに勝利の凱歌が登場。それぞれの楽器の純な響きで、最後の大団円まで一気に突っ走っていく。これは爽快であり、快感でもあります。そして最後まで明快であり、一点の曇りもありません。いやー。実に新鮮で潤いに満ちた運命であります。
サヴァールの演奏、JSバッハやヘンデル、ハイドンあたりのものを聴いてみたいですね。メサイアなども評価が高いようです。時代は大きく変わってきているな、という実感をもたざるにはおれませんねえ。ほんと。
(Alia Vox AVSA9937 2020年)
そんなこんなで、今回は久々のベートーヴェンであります。今年になってからテレマン、ヘンデルについて、たくさん言及してきました。そろそろ他の曲も、ということでしょうか。そうは言っても最近聴く曲は、テレマンとヘンデルが、8割方占めているのであります。購入するCDに、このお二人のがほとんど。まあ、それはそれでいいのですが、やはり、他の曲も聴きたいなと思ってきたのも事実でありました。
それで、今回はジョルディ・サヴァール指揮ル・コンセール・ド・ナシオンによるベートーヴェンの交響曲演奏からであります。サヴァールのベートーヴェン交響曲は、1~5番と6~9番が二セットで発売されています。いろいろと評判がいい声を聴きますので、これは一度聴きたいなと思いました。加えてSACDであることも魅力であります。
とは言っても、サヴァールについては、私はほとんど存じ上げないのでありました。サヴァールは、1941年スペインのお生まれ。もう80才。これまでは、JSバッハ以前の音楽を演奏され、近年ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンに進出されています。古楽器系については、あまり聴かないこともあり、ほとんど食わず嫌いのようになっておりまして、実によくないな、と思っております。ただ、最近のテレマンやヘンデルのマイブームで、そっち系の演奏をよく聴くことになり、それほどの距離を感じなくなったことも事実であります。アーノンクールの演奏なども、なんだか興味が湧いてきたかなとおもったりであります(笑)。
と言うことで、サヴァールの演奏で、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67『運命』であります。2019年10月5-9日の録音。しかし、もうどんな音楽が展開されても、ほとんど驚かないのです。これもなかなか究極の古楽器の演奏であります。そして、録音が至極いいのとSACDで、それそれの楽器が実に鮮明であり、古楽器的な美しい響きです。まずは、この演奏ではこのような楽器の音色が非常に魅力的なのです。そして、これまでいろんな演奏を聴いてきた『運命』ですが、非常に新鮮な響き。それぞれの楽器の鮮明な音色が心に染み込みます。そして、SACDで聴ける美音は、この演奏を大いに引き立てていますね。
第1楽章。冒頭から鮮烈な響き。古楽器にありがちな乾いた音色だが、畳みかけるような演奏で迫力満点。ティンパニも大活躍。と言っても軽さが少し気になるところ。第2楽章。ここでも弦と木管の美音が実にいい。これらの音色に耳が奪われる。そして旋律を丁寧に、明るく歌い上げていますねえ。第三楽章、テンポは少し速め。しかし細部に至るまで明瞭な演奏。それでいて堂々したたたずまいで、とても鮮やかです。そして第4楽章。高らかに勝利の凱歌が登場。それぞれの楽器の純な響きで、最後の大団円まで一気に突っ走っていく。これは爽快であり、快感でもあります。そして最後まで明快であり、一点の曇りもありません。いやー。実に新鮮で潤いに満ちた運命であります。
サヴァールの演奏、JSバッハやヘンデル、ハイドンあたりのものを聴いてみたいですね。メサイアなども評価が高いようです。時代は大きく変わってきているな、という実感をもたざるにはおれませんねえ。ほんと。
(Alia Vox AVSA9937 2020年)
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