早いもので、八月も中旬です。お盆目前であります。いよいよ明日から岡山に約一週間帰省します。まあ、向こうでお盆の諸行事(といっても大したことはしないのですが)をすることになりますが、今年はひとりでしないといけないのが、たいそう難儀であります。掃除なんかもしないといけませんから、うーん、暑い中大変であります。
先日、岡山のBOOKOFFで、アーノンクールとコープマンによるモーツァルトの交響曲集8枚組が、1950円ででてました。これは安い!と思い買ってしまいました。例の生誕250年のときに発売されたもので、250th Anniversary Edition のひとつですね。17番から24番までがコープマン、25番から41番までがアーノンクールということです。喜び勇んで買ってしまいましたが、HMVでの値段は2905円ということで、まあそれほどバカ安ってことでもないので意気消沈したわけであります。
その中で、交響曲第40番ト短調であります。これはアーノンクール指揮のロイヤル・コンセルトヘボウによる演奏であります。1983年6月の録音です。アーノンクールによるモーツァルトは、31番と33番あたりを持っていましたが、それを買ったのは今から15年ほどもまえのことでありまして、当時は鮮烈な印象があったのですね。しかし、それも今となっては、多少エキセントリックやね、と思う程度になったのは、耳が慣れてきたからでしょうか(以前にも書きましたね)。このなかで、40番なんですが、この40番はなぜかピリオド楽器による演奏が好きなんですね。ホッグウッドの40番もかなり好きなんですね。そんなところでまずは、この40番を聴くのでありました。
アーノンクールの演奏は、オケがロイヤル・コンセルトヘボウというところがポイントでしょうか。モダンオーケストラがピリオド奏法で、ということで、加えて、優れたオケの響きが合わさって、なかなかしっかりとした演奏になっています。第1楽章は、出だしから次第にボリュームが上がってきて、高揚感を感じます。そして、畳みかけるような主題の出入りには、耳を傾けてしまいます。ただ、もっとじっくり落ち着いて聴きたいという気もしますが。第2楽章は、伸びやかな響きがいいですが、それ以上にオケの美しい演奏がこの楽章をじっくり聴かせてくれます。第3楽章メヌエット、きびきびとした歯切れがいい。トリオはしっとり聴かせてくれます。ここでもオケの木管がきれいです。第4楽章、少し押さえ気味です。最後に爆発してもいいな、とも思いますが、しみじみとした語り口も、曲の美しさを知らせてくれますね。いたるところにロイヤル・コンセルトヘボウの力量と技量を垣間見ることができる演奏となっています。これがポイントでしょうか。
(Warner Classics 2564.62334 2005年 輸入盤)
先日、岡山のBOOKOFFで、アーノンクールとコープマンによるモーツァルトの交響曲集8枚組が、1950円ででてました。これは安い!と思い買ってしまいました。例の生誕250年のときに発売されたもので、250th Anniversary Edition のひとつですね。17番から24番までがコープマン、25番から41番までがアーノンクールということです。喜び勇んで買ってしまいましたが、HMVでの値段は2905円ということで、まあそれほどバカ安ってことでもないので意気消沈したわけであります。
その中で、交響曲第40番ト短調であります。これはアーノンクール指揮のロイヤル・コンセルトヘボウによる演奏であります。1983年6月の録音です。アーノンクールによるモーツァルトは、31番と33番あたりを持っていましたが、それを買ったのは今から15年ほどもまえのことでありまして、当時は鮮烈な印象があったのですね。しかし、それも今となっては、多少エキセントリックやね、と思う程度になったのは、耳が慣れてきたからでしょうか(以前にも書きましたね)。このなかで、40番なんですが、この40番はなぜかピリオド楽器による演奏が好きなんですね。ホッグウッドの40番もかなり好きなんですね。そんなところでまずは、この40番を聴くのでありました。
アーノンクールの演奏は、オケがロイヤル・コンセルトヘボウというところがポイントでしょうか。モダンオーケストラがピリオド奏法で、ということで、加えて、優れたオケの響きが合わさって、なかなかしっかりとした演奏になっています。第1楽章は、出だしから次第にボリュームが上がってきて、高揚感を感じます。そして、畳みかけるような主題の出入りには、耳を傾けてしまいます。ただ、もっとじっくり落ち着いて聴きたいという気もしますが。第2楽章は、伸びやかな響きがいいですが、それ以上にオケの美しい演奏がこの楽章をじっくり聴かせてくれます。第3楽章メヌエット、きびきびとした歯切れがいい。トリオはしっとり聴かせてくれます。ここでもオケの木管がきれいです。第4楽章、少し押さえ気味です。最後に爆発してもいいな、とも思いますが、しみじみとした語り口も、曲の美しさを知らせてくれますね。いたるところにロイヤル・コンセルトヘボウの力量と技量を垣間見ることができる演奏となっています。これがポイントでしょうか。
(Warner Classics 2564.62334 2005年 輸入盤)
この交響曲集、いいですね。僕も38,39あたりはモダン演奏で聴きたい派ですが、40番はピリオド系の方がスッキリするような気がします。
そうですか、桃が美味しいですか。それは楽しみであります。
是非、賞味したいと思います。
アーノンクールのモーツァルトですが、38・39あたりから聞き始めたんですが、39なんかけっこう世評は高いような気がするんですが、私的には今イチでした。そして、次のCDをということで、40を聴いたのですが、ピリオド楽器の良さを痛感しました。ちなみに、このCDは西長瀬のBOOKOFFで買いました。
地元系古本屋の本店の近所であります。
それと、かのシューベルトの件について、コメントを投稿しますのでご覧下さい。
ボクは激安CDボックスになってから、初めて聴きました。
(mikotomochiさんほどは安く買えませんでしたが・・・・)
面白いです。ピリオド楽器と奏法が全盛の今聴いても、大変面白いと思いました。
いつもありがとうございます。アーノンクールの演奏は、31と33番をかなり前に一枚だけ持っていましたが、そのときは、なんじゃこりゃと思っていました。時代の流れが私を変えたのでしょうかね(笑)。しかし、箱物は、全部聴くのはたいへんですねえ(笑)。