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最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ハイドンの『朝』

2007年03月26日 21時16分13秒 | ハイドン
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、お彼岸も過ぎました。中日にはお墓参りに赴きました。3月もあと一週間。速いものです。東京では、桜の開花宣言がありましたが、神戸ではどうでしょうか。
最近、ハイドンをよく聴いてますが、104曲もある交響曲を全部聴くことは可能かどうか。まあ、聴くだけなら時間さえかければできますが、しっかり聴くとなれば、どんなもんでしょうか。たぶん、途中で飽きてしまうでしょうね。そんな中、先日HMVでハイドン交響曲全集を買いました。アダム・フィッシャー指揮のオーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団です。33枚組です。お値段は8024円でした。一枚あたり240円ほどですね。安いです。Brilliant Classics ゆえの値段でしょうね。一枚あたり一時間かかるとして、一日半はかかる計算になります。大変です。
ハイドンの交響曲、104もあるので、いろんな表題がついているのも、その昔興味深かったです。「校長先生」やら「受難」「V字」など様々です。その中で、最初の方に、「朝」「昼」「晩」という曲があります。6・7・8番です。1761年に作曲されたそうです。今回はこの中で、交響曲第6番ニ長調「朝」(Le Matin)です。なかなか分かりやすい曲ではあります。第一楽章は、アダージョの序奏から始まり、その直後にフルートそしてオーボエによる第一主題が出て、続いて弦による第二主題となって、それが展開部入りそれが再現部となって終わります。まあ、ハイドンにはありがちな形式です。そして第二楽章もヴァイオリンによる甘美な序奏に始まって、ソナタ形式へと移行します。そして第三楽章はメヌエット。これもおきまりのパターンですが、ハイドンのメヌエットもなかなか聴かせます。そして、最後の第四楽章は、アレグロで終わります。全体的に、独奏楽器の活躍が目立ちます。まさに協奏交響曲symphonie concertanteですねえ。いろんな管楽器やヴィオリン、チェロなどのソロがそこかしこで聞こえます。それはそれで楽しいし、曲想も明るくで快活、いい曲であります。楽しめますね。
しかし、それほど聴きたくはならない、ことも事実ですね。そこんところが難しいところであります。ところで、なんで『朝』なんでしょうね。第一楽章のフルートそしてオーボエの主題は、早朝の小鳥のさえずりという感じもします。また、第二楽章のヴィオリンの序奏は、10時頃の苦悩とでもいいましょうかね。よくわかりませんが、朝なんでしょうね。

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2 コメント

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チェロ協奏曲 (naoko)
2007-04-02 08:10:24
おはようございます。naokoです。
ハイドンの交響曲ではありませんが、ロストロポーヴィッチのチェロ協奏曲は聴かれましたか?
1975年録音だと思うのですが、私のお気に入りです。
でも夫が転勤族ゆえ、CDはどんどん処分せねばならないので、少し残念です。
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ありがとうございます。 (mikotomochi58)
2007-04-02 21:59:34
コメント感謝です。チェロ協奏曲は、夭折の女流チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレのCDしかもってません。ご指摘の演奏も意識してましたが、まだ未聴であります。また聴こうと思います。
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