こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ブロムシュテットのブルックナーの名盤

2008年01月14日 17時34分52秒 | ブルックナー
今年は、息子が大学受験の年となります。受験も間近になってきたので、恒例の天満宮へのお参りに、昨日行きました。どこの天満宮かと言えば、大阪で生まれた女である家人に言わせると「天神さんは、天満の天神さんに決まってるやんか」ということらしく、大阪の南森町の天満の天神さん、大阪天満宮に家人と行ってきました。わが家からは、一時間と少し。寒い中お参りしました。受験シーズンということもあって、天神さんの境内はたくさんの人でした。まあ、びっくりしたのはお守りを買うのに長蛇の列。並んでお守りと幸の梅という梅干しを買いました。いやはやであります。お参りのあと、梅田まで歩いて行き、デパートのバーゲンに家人のあとを付いて回ってきました。これまたたくさんの人でした。せっかく梅田まできたので、中古やさんにも寄りました。連れがいると、なかなか落ち着いて見れませんが、それでも2枚ほど買って帰りました。
その1枚が、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」演奏はヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデンです。一般的に名盤と言われているものです。最近、このシュターツカペレ・ドレスデンとブロムシュテットの演奏をよく聴きます。これまでそれほど聴いたことなかったのですが、名盤が多いですね。ブロムシュテットもいいですし、オケもたいへんいいです。
ブルックナーの交響曲第4番は、7番以降と比べると密度の薄さは感じますが、聴きやすい曲ですね。まず、第一楽章冒頭のホルン、これが素晴らしいですね。おそらくは名手ペーター・ダムでしょう。全編通じてあっちこっちでホルンの活躍が目立ちます。安定した美しい音色です。ブロムシュテットは、それほど個性を出そうとせず、このオケの素晴らしい音色を前面に押し出しています。かといって、オケの威力を誇示することもなく、ひとつひとつの音符を実に丁寧に演奏しています。
テンポがゆっくりでも、楽器の独奏でも、しっかりとした音づくりが目立ちますね。けっして皮相的にならず、気持ちのこもっているところもいいです。ホルンを筆頭として金管は、安定して美しい響きですし、弦もほんと滑らかで綺麗です。
こんな演奏は、大音量で聴きたいです。最近は、ヘッドホンで聴くことがほとんどで、それでは細かいところは聴けますが、全体的な美しさなどはどうしても今イチですね。ブロムシュテットは、声高にブルックナーを語ることはありませんが、それでいてスケールの大きなブルックナーであります。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« R・シュトラウスのカラヤン | トップ | 全く聴かなかった1番 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛聴盤です (mozart1889)
2008-01-14 22:01:39
こんばんは。ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレのブルックナーは最高でした。
澄んだ湖水に森が映るジャケットそのままに、清澄な音が続きます。アーティキュレーションは自然で、深々としたフレージングもいいなぁと思います。
録音も、今聴いても素晴らしいです。もう20年来の愛聴盤です。
返信する
TBを間違えました・・・・。 (mozart1889)
2008-01-14 22:23:48
再度スミマセン。
ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレの「ロマンティック」でTBを送ったつもりが、7番交響曲の方になってしまっていました。
スミマセン。訂正です。
返信する
ありがとうございます。 (mikotomochi58)
2008-01-14 22:48:11
ブロムシュテットの演奏は、7番もありますが、これも名盤ですねえ。ブロムシュテットは、ちょうど今、N響に客演していますね。12・13日には4番を振ってますね。またFMやテレビで放送しないかなと思っています。楽しみですね。
返信する
Bruckner Nr.7 (NAO)
2010-04-02 21:42:42
ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ。私も愛聴していて、その優しさと美しさには本當に心癒されます。演奏の凄さという点では、マタチッチ/チェコフィルをしのぐ演奏は見当たりませんが、プロムの神々しいまでの美しさは、それだけで本當に価値がある。

プロムの素晴らしさは、カラヤンのように造形的な美しさ=表面的ではなく、彼の内面の暖かさがにじみ出た美しさなのであります。彼の演奏は彼岸の音楽のように、私の心には響いてきます。

8番の影に隠れて、やや線の細い7番でありますが、ベートーベンの田園にも似て、この作品の限りない優しさに慰められることが何度もありました。

いろいろなことがあっても、なんとか今日まで生きて来られたのは、音楽という友があったればこそです。最近は、少し縁遠くなっているクラシック音楽ですが、若き日の音楽体験は死ぬまで私の友であります。
返信する
コメントありがとうございます。 (mikotomochi58)
2010-04-03 00:25:18
NAO 様、コメント感謝です。ブルックナーの7番はいいですねえ。8番はあまり好きではないので、一番となると7番をあげることになるでしょうか。ご指摘の通り、ブロムシュテットの演奏は、この4番ともに素晴らしいですね。美しさの極みとでもいいましょうか。また、ご教示ください。
返信する

コメントを投稿

ブルックナー」カテゴリの最新記事