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最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

R・シュトラウスのカラヤン

2008年01月12日 17時13分34秒 | R・シュトラウス
前回・前々回とカラヤンのCDを取り上げましたが、今回もその第3弾であります。今年は、ちょうどカラヤン生誕百年ということで、さまざまな企画物も発売されています。EMIからはカラヤン/コンプリートEMIレコーディングス第1集と第2集がでますね。両方合わせて、なんと158枚!。価格は合わせて約4万円と少し(HMV)です。一枚当たり270円ほどで、これが安いのかそうでないのか、第1集は、フィルハーモニアとの録音が多く、第2集は、オペラ関係が中心です。特に後者は1/3くらいはすでに持っています。それを考えると、安いと行っても二の足を踏んでしまうのが実際です。第1集の方は、うーん食指が動かされますねえ。こんな魅力的な企画は困ったもんです。この機会に買わないと、入手困難になるぞ、なんて思ってしますのですねえ。
そんな折り、Rシュトラウスです。交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「ドン・ファン」。1972年1973年の録音。もちろんBPOです。カヤランの長いキャリアの中で、1970年代、特にその前半の録音は、素晴らしいもの多いんですね。ベストのときではないでしょうか。前回のCDは1960年代ですが、1970年代はより豊麗なサウンドを実現したカラヤンが、そんなBPOを駆使してきらびやかで、堂々として、腰のすわった名演を残しています。
カラヤンは、R・シュトラウスを得意としていたことは、周知の通りです。「ツァラトゥストラ」にしても、1960、70、80年代のそれぞれ録音があります。1960年代のも素晴らしく、VPOの美音を駆使し、ド迫力の名演でした。そして、今度はこの1970年代の演奏ですが、伸びやかな弦に安定して輝かしい金管、うねるような旋律、とてつもない「ツァラトゥストラ」がありました。それに続いて「ティル」「ドンファン」が登場します。これがまた「ツァラトゥストラ」以上にいいんですね。金管の咆哮、打楽器の強打、しなやかな弦と、切れ味抜群の演奏、聴くものを納得させる力を持った演奏です。こんな演奏の前では黙って聴くしかありません。
1960年代、1970年代、1980年代の演奏に言及しましたが、やはりピークは1970年代なんでしょうか。とはいっても、1980年代のものにも魅力的な録音はたくさんありますが。

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4 コメント

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カラヤンのR・シュトラウスは素晴らしいです (mozart1889)
2008-01-14 09:05:59
おはようございます。
カラヤンのR・シュトラウス、素晴らしい演奏ばかりですね。特に1970年代のDG録音、「ツァラトゥストラ」や「ティル・オイレンシュピーゲル」、豪華絢爛で圧倒的な演奏と思います。ベルリン・フィルも最高に巧いです。同じ頃EMIに録音した「英雄の生涯」も、ねっとりとしたゴージャスな演奏で印象的でした。
後年、デジタルになっての1980年代録音も好きなんですが、トータルでは70年代が全盛期だったのかなぁと思います。
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ありがとうございます。 (mikotomochi58)
2008-01-14 17:41:53
いつも、ありがとうございます。「ツァラトゥストラ」は、デッカのVPOとの演奏も限りなく好きです。今回は、前回が1960年代だっので、1970年の録音を取り上げました。カラヤンは、なんやかんや言ってもカラヤンですねえ。すごいです。
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私も70年代カラヤンのR.シュトラウス好きです。 (すけ)
2008-01-14 23:20:51
こんばんは。初めまして。すけと申します。
この時代のカラヤンのシュトラウス、好きです。BPOも滅法巧いし。
また書き込みさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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コメント感謝です。 (mikotomochi58)
2008-01-14 23:31:49
すけ様 ブログも拝見させてもらっています。コメントありがとうございます。1970年代前半は、ちょうど音楽を聴き始めた頃でもあり、すごく印象に残っています。またご教示ください。
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