こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ブーレーズ ラインの黄金

2007年07月01日 13時21分46秒 | ワーグナー
やっと、7月までこぎつけました。先週末から、梅雨にも関わらず、それほど雨も降りませんね。今日はさわやかな日曜日ですね。この土日は、家でぼつぼつしなければならないことをしながら過ごしました。土曜には、三宮にいく用事があって、中古CDやさんを久しぶりにまわってみました。けっこうたくさんあって、安いなあとも思いました。何枚か買いましたが、ブーレーズのバイロイトのライブで「ラインの黄金」が1800円ほどで見つけました。これは、あの言わずと知れたパトリス・シェローの演出で、1977年からのものです。最近、このプロダクションの全曲のCDが再発売されてたのですが、「ワルキューレ」は持っているので、どうしたものかと思ってました。
私の指環体験は、年末のNHKFMのバイロイト音楽祭のライブ放送から始まりました。ちょうど、はじめて聴いたには、ホルスト・シュタイン指揮のもので、ブーレーズの一つ前のプロダクションになります。しかし、当時は映像で見れるわけではないので、ひたすら音楽ばかりを聴いていました。これはけっこう辛いですね。それで、初めて実際の舞台を見たのは、BS放送などが普及した1980年代後半で、このシェロー演出でブーレーズ指揮のものでした。当時のVHSビデオに録画して見ました。シェロー演出は、革新的なものであったといってましたが、それまでの写真で見ていた、ヴィーラント・ワーグナーのことに抽象的な演出や、歌手たちも怒髪天のような髪形をしたり、とてもこの世のものとは思えないような前時代的な姿よりは、普通に受け入れることができたのも事実ですね。今で見るなら、もっとたいへんな演出が多いので、それほど刺激的でないのも事実であります。むしろ、その舞台は、けっこう説得力があるのではと思います。ダムのライン川もそれほど違和感を感じませんね。その後、LDで再発売されたときに、当時4万ほど(高かったですね)で全曲を買いましたので、この歴史的映像はLDの再生装置(もう製造してないでしょうね)が壊れない限り見ることは可能なんですよ。
このラインの黄金、1980年代ではそれほどではなかったにしても、現在ではそれなりの演奏と認識できるので、これも時代かな、と思います。特に、ローゲのハインツ・ツェドニクがいいですね。このローゲは、ヴィントガッセンやイェールザレムなどが演じている例もありますが、このツェドニクは、うまく演じてます。またヘルマン・ベヒトのアルベリヒも凄みがあって、ニーベルハイムでのやりとりはなんとも見せました。
今後、「神々の黄昏」をぜひ入手したいと思いました。このプロダクションで最も聴きたいのは、グウィネス・ジョーンズのブリュンヒルデであります。




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