その1からの続き。
(2)
あなた方は、"他者"に対する根拠のない恐怖や嫌悪の拡大、侮辱は、
圧制的な人々の利益のためのものであることをよく知っている。
私はあなた方に、自分自身にこう尋ねてほしい。
なぜ、恐怖や嫌悪を広めるという古い政策が、
前例のない激しさで、イスラムとイスラム教徒を標的にしているのか?
なぜ、世界の権力の構造は、
イスラムの思想を脇に追いやり、覆い隠されたままとなるのを望んでいるのか?
イスラムのどのような価値観や内容が、大国の発展を妨げ、
イスラムのイメージを壊すことで、誰の利益がまもられるのだろうか?
(3)
私の第一の要求とは、
イスラムのイメージを壊すための動きの陰にある動機を調べてみて欲しいということだ。
第二の要求は、先入観を植え付け、
人々を迷わせるための大量のプロパガンダや世論操作に対し、
この宗教を直接的な情報によって知るよう努めてほしい。
正しい理論から言えば、あなた方は、
恐怖を植え付けられ、引き離されたものの本質について理解する必要がある。
あなた方に、私や他の人のイスラムに対する理解を受け入れて欲しいとは言わない。
私があなた方に望むのは、今日の世界において、
効果的な真理や活力であるイスラムが、先入観を伴って
感情的にあなた方に提示されるのを許してはならないということだ。
そして、彼らが偽善によって、雇い入れたテロリストを
イスラムの代表者として紹介するのを許すべきではない。
(4)
イスラムに関する情報を、元来の資料から手に入れてほしい。
イスラムに関する情報を、コーランや偉大なる預言者の人生から入手してほしい。
あなた方には、直接、イスラム教徒のコーランを読み上げてほしい。
あなた方はこれまで、イスラムの預言者の教えや
その人道的な原則について調べたことがあるだろうか?
イスラムの預言者を、メディア以外の資料から理解したことがあるだろうか?
これまで、イスラムの価値観が、世界に最大の思想的、科学的な文明を作り出し、
幾世紀もの間、最大の学者や思想家を育むことができたのはなぜかと、
自身に問うたことはあるだろうか?
私はあなた方に求める。根拠のない悪いイメージ作りが、
あなた方と真実の間に感情的な溝を作り、
あなた方から中立的な判断を下す可能性を奪ってしまうのを許さないでほしい。
今日、メディアの社会は地理的な国境を知らない。
それでもなお、彼らがあなた方を、
偽りのイメージの線引きによって囲むことを許してはならない。
(5)
誰も一人では、この空洞を埋めることはできないが、
あなた方のそれぞれが、自分と自分の周囲の人に明らかにするために
思想と公正の架け橋となることはできる。
このあなた方若者とイスラムの間の問題は望んだものではない。
しかし、あなた方の好奇心に溢れた頭に、新たな疑問を作り出すことができる。
それらの疑問への答えを見つけるための努力は、
あなた方にとって、新たな真理を突き止めるための適切な機会を作るだろう。
そのため、イスラムについての
純粋で正しい理解に至るための機会を失わないようにしてほしい。
そうすれば、あなた方の真理へと向かう責任感により、
未来の人々が、イスラムと西側の間の交流の歴史を、
より明らかな良心と、より小さな苦しみによって見つめることができるようになるだろう。
セイエド・アリー・ハーメネイー
2015年1月21日
(その3へ続く)
(2)
あなた方は、"他者"に対する根拠のない恐怖や嫌悪の拡大、侮辱は、
圧制的な人々の利益のためのものであることをよく知っている。
私はあなた方に、自分自身にこう尋ねてほしい。
なぜ、恐怖や嫌悪を広めるという古い政策が、
前例のない激しさで、イスラムとイスラム教徒を標的にしているのか?
なぜ、世界の権力の構造は、
イスラムの思想を脇に追いやり、覆い隠されたままとなるのを望んでいるのか?
イスラムのどのような価値観や内容が、大国の発展を妨げ、
イスラムのイメージを壊すことで、誰の利益がまもられるのだろうか?
(3)
私の第一の要求とは、
イスラムのイメージを壊すための動きの陰にある動機を調べてみて欲しいということだ。
第二の要求は、先入観を植え付け、
人々を迷わせるための大量のプロパガンダや世論操作に対し、
この宗教を直接的な情報によって知るよう努めてほしい。
正しい理論から言えば、あなた方は、
恐怖を植え付けられ、引き離されたものの本質について理解する必要がある。
あなた方に、私や他の人のイスラムに対する理解を受け入れて欲しいとは言わない。
私があなた方に望むのは、今日の世界において、
効果的な真理や活力であるイスラムが、先入観を伴って
感情的にあなた方に提示されるのを許してはならないということだ。
そして、彼らが偽善によって、雇い入れたテロリストを
イスラムの代表者として紹介するのを許すべきではない。
(4)
イスラムに関する情報を、元来の資料から手に入れてほしい。
イスラムに関する情報を、コーランや偉大なる預言者の人生から入手してほしい。
あなた方には、直接、イスラム教徒のコーランを読み上げてほしい。
あなた方はこれまで、イスラムの預言者の教えや
その人道的な原則について調べたことがあるだろうか?
イスラムの預言者を、メディア以外の資料から理解したことがあるだろうか?
これまで、イスラムの価値観が、世界に最大の思想的、科学的な文明を作り出し、
幾世紀もの間、最大の学者や思想家を育むことができたのはなぜかと、
自身に問うたことはあるだろうか?
私はあなた方に求める。根拠のない悪いイメージ作りが、
あなた方と真実の間に感情的な溝を作り、
あなた方から中立的な判断を下す可能性を奪ってしまうのを許さないでほしい。
今日、メディアの社会は地理的な国境を知らない。
それでもなお、彼らがあなた方を、
偽りのイメージの線引きによって囲むことを許してはならない。
(5)
誰も一人では、この空洞を埋めることはできないが、
あなた方のそれぞれが、自分と自分の周囲の人に明らかにするために
思想と公正の架け橋となることはできる。
このあなた方若者とイスラムの間の問題は望んだものではない。
しかし、あなた方の好奇心に溢れた頭に、新たな疑問を作り出すことができる。
それらの疑問への答えを見つけるための努力は、
あなた方にとって、新たな真理を突き止めるための適切な機会を作るだろう。
そのため、イスラムについての
純粋で正しい理解に至るための機会を失わないようにしてほしい。
そうすれば、あなた方の真理へと向かう責任感により、
未来の人々が、イスラムと西側の間の交流の歴史を、
より明らかな良心と、より小さな苦しみによって見つめることができるようになるだろう。
セイエド・アリー・ハーメネイー
2015年1月21日
(その3へ続く)