樹木葬とは? 樹木葬ってなに?

「千の風みらい園」は、伊豆大島にある樹木葬専用のガーデン墓地です。

「樹木葬」って知っていますか?
日本では、お墓と言えば大きな墓石が定番ですが、樹木葬は墓石を使わず、墓石の代わりに「樹木や花木」を墓碑とする葬法です。岩手県一関の祥雲寺で初めて始められました。

例えば「千の風みらい園」にある実際のお墓のひとつを紹介しますと、墓石の代わりに大島サクラの子供(低木)が植えられています(下画像)。


写真のヒョロっとした木が「大島桜」です。大島桜はソメイヨシノの原木としても知られていますが、今はヒョロヒョロでも、墓碑としてやがてスクスクと育っていきます。墓参の度にその成長を眺める楽しみもあります。

そのため「亡くなった方が樹木として生まれ変わる」と、樹木葬を表現する方もいらっしゃいます。千の風みらい園では樹木のほかに、故人の方のお名前を刻んだ石のプレートも墓碑として設置しています。写真中央に見えます。そしてプレートの周りには、花を植えて、ガーデニングを施しています。

どうでしょうか。
従来のお墓とは全く異なるイメージだと思います。

墓石を使わないので、墓地のイメージが一般のものとはずいぶんと異なります。
卒塔婆(とうば)やちょうちんもありません。間伐された林に、少しずつ墓碑の樹木が立ち並んでいき、やがては里山になります。
このブログでもそんな様子を紹介していけたらと思っています。


 神崎洋治
 樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」のページもご覧ください。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )