墓石を使わない質素なお墓「樹木葬」説明会

千の風みらい園では、毎月あちらこちらで「樹木葬説明会」を開催しています。
今まで14回開催してきました。



次回の第15回めは、5月13日(日) 横浜です。
会場はかながわ県民センター、横浜駅西口から徒歩で5分程度のところです。

更に本日、7月の説明会に「7/7(土) 町田」が追加決定しました。
少し朝が早いので大変かもしれませんが、お近くの方、小田急沿線、横浜線沿線の方はぜひご参加ください。

簡単にこれからの説明会日程を記載しておきます。

【5~7月の樹木葬説明会のご案内】
 詳しくは 「説明会のご案内」をご覧ください。
 参加無料(要申込み)。
 第15回 横浜 5月 13日(日) 午後1時~2時30分 かながわ県民センター
 第16回 小金井 5月 27日(日) 午後2時~3時30分 小金井市 萌え木ホール
 第17回 横浜 6月  9日(土) 午後1時~2時30分 かながわ県民センター
 第18回 東京 6月 24日(日) 午後2時~3時30分 東京八重洲ホール
 第19回 町田 7月  7日(土) 午前10時~11時30分 町田市民ホール
 第20回 横浜 7月 22日(日) 午前11時~12時30分 かながわ県民センター



 神崎洋治
 樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」のページもご覧ください。
 メールマガジン「墓石を使わない質素な「樹木葬」を知る」もやってます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

葬儀屋の独り言 (4) 大規模な墓地の開発とビジネス

お墓が高騰してしまう要因は単に墓石の価格が高いだけでなく、墓地の開発と販売のしくみにも一部の要因があります。

■開拓造成にはお金がかかる

お寺の敷地に有る墓地には土地の取得や開発の為の資金は別途掛かりませんが、現在の墓地の形態は開発型公園墓地が多く、この開発の為には多額の資金が必要となります。大型の墓園、特に山林を削って造成するものは巨額の資金が必要となります。そんな巨額の資金を宗教法人やお寺がどのように確保するのでしょうか。

販売形態を見ると、そのしくみが解ってきます。
「おや?」と思った方も多いと思いますが、○×霊園は本来、宗教法人が運営しているはずですが、週末になると新聞にごっそり入ってくる「○×霊園」の折り込み広告やテレビCMを見ると、販売は石屋さんが行っていることが解ります。
不思議な感じがしますよね。

墓地の申請は宗教法人が行います。
しかし、土地を購入したり、造成して霊園に開発するなどの膨大な資金は、石屋さんが出すケースが多いのです。ときには数億円もの資金が投入されて完成します。
お寺や宗教法人は石屋さんに名義を貸すしくみになっていて、認可が下りたときに名義貸し料が支払われます。また、販売数による出来高払いもあるようです。

大規模な霊園の土地代、造成開発、広告費、高額な墓石などが重なって、墓石を使った墓地は高額なものになってしまいます。しかし、大きな投資に大きな利益が生まれることを見込んで、実質は石屋さん主導で開発と販売を行うのです。


■墓地の申請も石屋さんの介入が前提?

樹木葬墓地の申請に何度か都庁や役所に足を運びましたが、墓地の申請をしてみるとわかることがあります。それは、現在の法律や条令もまた、石屋さんが介入して資金を入れたり、大規模な開発計画を行うことを前提に作られたものが多いと感じるのです。


私は僧侶ですし、葬儀屋ですから、このしくみやビジネス自体を否定はしません。しかし、「森林を削って開発された大規模霊園のお墓ではなく、もっと質素な場所に眠りたい」と考える人や「高額なお墓は買いたくない」「自然に還ることができるお墓がいい」という人が増えていく気がしますし、そんな考えの方達が選択できる墓地も必要だと思うのです。



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
 メールマガジン「墓石を使わない質素な「樹木葬」を知る」もやってます。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )