Mr.しもの中の人が
プロレスラーの魅力を語るこのコーナー。
今回取り上げるのは
長らくお待たせしました!
ブルージャスティスこと
永田裕志選手です。
最近ファンになった方には
「ちょっと面白いおじさん」
くらいの認識なのかもしれません。
でも実は・・・いや、その通りですね(笑)
かつて新日本プロレスが冬の時代、
エースとして団体を支えながらも
ファンや関係者から
その華のなさを酷評されるなど
とても可哀想なおじさんなんです。
しかし、そのときの経験が活きたのか
棚橋、中邑ら新世代が台頭してくると
周囲に笑われているということを
逆に自身のアイデンティテーとして
確信犯的な言動を繰り返し
注目を浴びるようになります。
「エース」という看板を外され
肩の荷が下りたのでしょう。
白目降臨やセンスを疑う秘密特訓など
リング内外で話題を振りまく
素晴らしい
変貌を遂げました。
そんな永田さんですが
打撃、投げ、締め技ともに
高いレベルでバランスが取れており
プロレスラーとしての安定感は抜群。
ただし、個人的にはエース時代は
技のセレクションがイマイチだったという
印象が強いです。
他人の技を拝借しながら
繋ぎ技として使ってたり
得意技のナガタロックも
パート4まであったり・・・。
棚橋らの台頭後は
決め技をほぼ
バックドロップホールド
一本に絞ったことで
ファイトスタイルが明確になりました。
そんな永田さんは
時代の変遷と共に
得意技も次々と変化。
移り気な永田さんの妙技の数々を
とくとご覧あれ!
バックドロップホールド
若手の頃から使っていた技ですが
現在は一周回って
またこの技を必殺技としています。
永田さんが試合を決めるときに放つ
バックドロップホールドは
体全体で相手を押さえるような形に。
スープレックスとしては
不恰好なのかもしれませんが
私は気迫が伝わってきて好みです。
ナガタロックⅡ
永田さんエース時代の最高の武器。
うつ伏せの相手に仕掛ける技ですが
相手の攻撃の際、腕を取り
そのまま倒れこんで決める
カウンター技としても効果を発揮。
試合の緊張感を煽ってくれました。
現在は、繋ぎ技扱い。
エクスプロイダー
ノアの秋山準直伝の技。
逆に秋山はナガタロックⅡを使ってました。
ライバル団体のトップレスラー2人が
お互いの得意技を交換しあう。
ステキじゃないですか。
ただ、永田さんはこの技の使い方が
とても雑だったんですよねぇ・・・。
サンダーデスドライバー
旋回式の垂直落下ブレーンバスターも
永田さんが使えばそれは
サンダーデスドライバーに。
「どこがドライバーなんだ?」と
誰かにツッコまれていたような・・・。
命名センスにツッコんだら
その時点で永田さんの術中です。
白目式腕固め
世界一、会場を沸かせる技は
ロック様のピープルズエルボー
なのかもしれませんが
日本一、会場を沸かせる技は
きっとこの技だと思います。
「永田さんの怒りが頂点に達したとき
プロレスの神が永田さんに降臨して
白目になってしまう」
そういう「設定」です。
エクスプロイダーオブジャスティス
現在の永田さんにとって
奥の手に当たる技。
秋山のリストクラッチ式エクスプロイダー?
相手の腕のクラッチの仕方が違うので
まったく別の技ですが何か?
私的ベストバウトは
2008年の東京ドームで戦った
カーと・アングル戦。
試合内容、会場の熱気ともに凄まじく
既に棚橋、中邑エース路線に
シフトしていたにも関わらず
「永田裕志、ここにあり」を
ファンに見せ付けた一戦でした。
今ではすっかり
コミカルレスラーへと
変貌を遂げた永田さん。
それはエースとしての役割を終え
居場所がなくなってしまった永田さんの
一つの決断だったのかもしれません。
しかし、ここまで振り切れるのも
苦しい時代を経験しているからこそ。
今の永田さんからは
レスラーとしての余裕が感じられます。
かつての永田さんより
今の永田さんの方が
圧倒的に魅力があると思います。
ノアではGHCヘビー級王者として
所属選手の壁となってくれた永田さん。
私は生粋のノアファンですが
40代後半という年齢を感じさせない
高いパフォーマンスを披露し続け
ノア所属選手を一蹴する永田さんを
応援せずにはいられませんでした。
新日本に居場所がないのであれば
ノアファンとしていつでも歓迎しますよ!?
ブルージャスティス、永田裕志。
言葉の意味は良くわかりませんが
とにかく凄い男だ!
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