ソースは、東スポWeb。
マット界の帝王・高山善廣(48)が、
「ノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ」の
魔力にとりつかれた理由を本紙に激白した。
邪道・大仁田厚(57)に
尊敬の念を抱く高山は、
今年に入って6試合の電流爆破戦を経験。
新日本プロレスや全日本プロレスで頂点を極め、
総合格闘技のリングにも上がった帝王は、
なぜ“禁断の領域”に足を踏み入れたのか――。
――単刀直入に聞くが、
なぜ電流爆破のリングに上がるのか。
昨年10月14日の「越後大花火」
(新潟・朱鷺メッセ)で初めて出場し、
今月3日の「火乃国大花火」
(グランメッセ熊本)で8試合目だ
高山:単純だよ。
ジグソーパズルの最後に残ったピースが
電流爆破だっただけ。
これをやらずして、
マット界を制圧したとは言えないなって。
――ピースが足りないと感じたのはいつ
高山:まず、マット界でやり尽くしたと思ったのが
3冠ヘビー級王座を取った時
(2009年3月14日の全日本プロレス両国大会)。
メジャー団体の全タイトルを取って、
そろそろレスラーとして潮時かなとも思った。
でも、何かあるかもしれないから
リングに上がり続けていたら、
大仁田厚がいたんだよね。
――大仁田との初遭遇は
12年12月9日のノア両国大会。
電流爆破戦を初めて生で見たのは
昨年8月31日の「横浜大花火2013」
(横浜文化体育館)だ
高山:正直、バカにしていた部分があったけど、
これはすげえって。
人間がゴジラみたいに爆発する怪獣映画だと思った。
もともと俺がプロレスを始めたのは、
怪獣の戦いが好きで、
それが人間同士の戦いに移行したようなもの。
そこに戻った感じかな。
俺はあのリングでゴジラになりたいと思ったんだ。
――昨年10月の越後大花火で念願がかない、
魅力にとりつかれた
高山:最初は本当に怖かった。
いつも応援に来てくれる
小学3年生の子供がいるんだけど、
俺を見て「死んじゃう!」って泣いた。
それは大人でも一緒。
ヤベえと思わせるものがある。
あのリングでは大仁田厚こそ帝王。
乗り越えないと、俺が帝王と名乗って
引退できないから、負けても負けても上がった。
――3日の試合後に大仁田と共闘を誓い合った
高山:まだタッグで1勝しかしてない。
オッサンを超えられないと思ったから、
懐に飛び込むのも手かと。
ハルク・ホーガンがアントニオ猪木の
パートナーになって盗み、
その後に失神KOさせたようにね。
――大仁田は還暦の引退に向けて
後継者を探している。
候補の一人が高山選手だ
高山:与えられるものじゃなく、奪い取りたいね。
それはやらなきゃいけないこと。
あれは世紀の大発明だから、なくしちゃいけない。
電流爆破と出会ってなければ、
俺はリングからいなくなったかもしれない。
フランケンシュタインが
電気ショックでよみがえるように、
帝王を電流爆破ショックでよみがえらせてくれた。
――最後のピースが埋まった時、どうなるのか
高山:それは大仁田厚を超えた時ではないし、
超えられないかもしれない。
だけど、力道山さんや馬場さん、猪木さん、
いろんな先輩たちが確立したものと
並んで俺を打ち出せるかもね。
高山は、非常に好きなレスラーの1人です。
しかしながら現在のパフォーマンスは
全盛期と比べると少し物足りないのは確かで
ファンとしてはもどかしい気持ちでしたが
今の高山は、当時と同じくらいに
活き活きしているように感じられます。
電流爆破には正直、あまり興味はありませんが
新しい扉を開いた高山を見ているのは
結構楽しかったりします。
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