日曜日、関東地方は快晴に恵まれて絶好のお出かけ日和となりました。
東京の初夏の風物詩・浅草三社祭を始めとして都内各所で様々なイベントが開催されました。
でも、どこへ行っても混んでるだろうな~!
”ゆっくりと落ち着けそうな所へ行こう!”と云う事で、「旧古河庭園」へ行ってきました。
旧古河庭園は、東京都北区にある都立庭園です。
1917年(大正6年)に古河虎之助男爵の邸宅として現在の形に整えられました。
武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
「旧古河庭園」ではこの時期には「春のバラフェスティバル」が開催されています。
園内に入ると丁度バラが見頃を迎えていました。
こちらの洋館は1917年(大正6年)5月竣工したものです。
外観はルネサンス調。
煉瓦造の躯体を、新小松石の野面石積みで覆っています。
1階は食堂、ビリヤード室、喫煙室などの接客空間、2階は家族の居室など私的空間で、和室も設けられているそうです。
ちなみに、建物内部の見学は事前予約制との事で今回は断念しました。
バラがきれいですね~!!
洋館南側の洋風庭園は、テラスが階段状に連なるイタリア式庭園と、平面的で幾何学的に構成されるフランス式庭園の技法があわせて用いられています。
洋風庭園には約90種180株のバラが咲き誇っています。
この「丹頂」と云うバラは色合いがいいですね~!! 日本的な趣があります。
燦々と降り注ぐ陽光の中、黄色バラが鮮やかです!!
こちらは、まさに真っ赤に燃え上がる”情熱”のバラです!
落ち着いた色調の洋館と鮮やかなバラのコントラストが青空に映えます!!
洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。
博士はここ以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計して我が国の建築界に多大な貢献をしました。
この時期には日没後に春バラと洋館のライトアップも行われています。