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若いボライス君(20歳)と↑
ブルキナファソ、と聞いて、これが何のことなのかすぐ分かる人は普通の日本人には少ないのではないでしょうか。
事実、小生も、最初、まったく何のことなのか分からなかった。
そして、それが国の名前である、と聞いても、果たして何処にそんな国があるのか、全く分からない。
まして、英語で○×!?▽□と言われても、まったくチンプンカンプン。聞き取り認識することさえできなかった。
今回、そこの国から来ているボライス君(20歳)という若者と親しくなった。
その彼とのツーショットが、冒頭の写真である。
彼はとてもおとなしく人懐こい。
でも、決して出しゃばりではない。とても好感のもてる青年である。
王族のご子息なのかも知れないが、あえてそこは聞かない方が夢がありいいだろうと思い聞いていない。
その彼が、この春、西アフリカにあるブルキナファソ(Burkina Faso)からこの大学に入学してきたのだ。
この国はフランス占領などの経緯からフランス語が公用語とされていて、だから英語も割ととっつき易いそうでうまく話す。
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ブルキナファソは、1991年に、時の社会主義独裁政権をクーデターで打倒し、複数政党制に基づく民主化を実現した割と新しい共和制国家で、来年には大統領選挙が行われる予定になっている。
我が国との交流もあり、大使館も設置されていて、海外安全情報でも心配ない国とされている。
首都はワガドゥグー(Ouagadougou)、国土面積は我が国の7割程度、人口は1,400万人(2007年、UNFPA)、粟、トウモロコシ、綿花などの農業が主産業である。
もしかしてモシ族(50%を占める一番大きな種族)の王様のご子息かも知れない、遠い国からはるばる来た青年と、歳の差3倍はある年寄りの小生が、何の縁か、話をする機会を得て、このほど親しくなった。人生とは楽しいものである。
(余談)
海外に出てつくづく思うことがある。毎度のことであるが、、、。
なんと、我が国の英語教育の間違ったやり方であることか。
一番肝心な“聞き・話すこと”を教えないで何が英語教育だろうか。
何度もアーダコーダと議論ばかりしていても仕方がない。
担当する官僚・政治家、審議会委員たちに、早期の再考を切に促したい。