「桃の節句」に、男性だけの舞台を見てきました、島岡美延です。劇団スタジオライフ25周年記念公演第一弾、萩尾望都作品連鎖公演の「トーマの心臓」(もう一本は「訪問者」)です。一部ダブルキャスト、紀伊國屋ホールで22日まで。
どんな劇団にも「この作品で大きくなった」といえる舞台がありますが、70年代の漫画が原作のこの舞台は、間違いなくスタジオライフの代表作の一つ。
舞台はドイツの男子校、規律が厳しい寄宿舎生活で色々な事件が起こる。ユリスモールに届いたトーマの遺書、転校生エーリクは半月前に自殺したトーマに生き写し。ユリスモールと同室のオスカーも子供の頃、大きな心の傷を負っていた・・・。
少年同士の危うい愛、マザーコンプレックス、許せぬ父への屈折した想い・・・。少女漫画と男性劇団の幸せな化学反応から、さらに熟成を思わせる舞台。以前ラジオに出てくれた山本芳樹、曽世海司ら、俳優たちが素晴らしいです。14年前の初演から再演を繰り返し、劇団の成長を見守ってきた客席もアツいです。
どんな劇団にも「この作品で大きくなった」といえる舞台がありますが、70年代の漫画が原作のこの舞台は、間違いなくスタジオライフの代表作の一つ。
舞台はドイツの男子校、規律が厳しい寄宿舎生活で色々な事件が起こる。ユリスモールに届いたトーマの遺書、転校生エーリクは半月前に自殺したトーマに生き写し。ユリスモールと同室のオスカーも子供の頃、大きな心の傷を負っていた・・・。
少年同士の危うい愛、マザーコンプレックス、許せぬ父への屈折した想い・・・。少女漫画と男性劇団の幸せな化学反応から、さらに熟成を思わせる舞台。以前ラジオに出てくれた山本芳樹、曽世海司ら、俳優たちが素晴らしいです。14年前の初演から再演を繰り返し、劇団の成長を見守ってきた客席もアツいです。