女たちを愛し続けたロダン

川崎市内でもコインロッカー閉鎖中、島岡美延です。
米大統領と拉致被害者家族の面会も何回目でしょう。
天才芸術家にまつわる映画が次々と公開されていますが、この11月で没後100年となるのが“近代彫刻の父”オーギュスト・ロダン。
映画『ロダン カミーユと永遠のアトリエ（10日公開）』をご紹介します。
ロダン42歳の時、弟子入りを切望する女流彫刻家カミーユ・クローデルと出会い、彼はその若き才能と魅力に夢中になります。
まるでアトリエを覗くがごとく、数々の傑作が生み出される瞬間を見せてくれる本作。
ロダンを演じるのは、『ティエリー・トグルドーの憂鬱（15）』でカンヌ国際映画祭、セザール賞の主演男優賞をW受賞したヴァンサン・ランドン。
8ヶ月間、彫刻とデッサンに没頭して、ロダンの魂までも演じ切りました。
愛人にした気性も激しいカミーユ、じっと耐えるタイプの内縁の妻ローズ、さらに多くのモデルたちとも関係を持っていくロダン。
“愛の力と混乱”が創作の原動力だったのかもしれません。