高速鉄道TGVが大混乱となった開会式の朝、島岡美延です。雨の中、選手団はセーヌ川を船で渡り、気球のような聖火台は空中へ、セリーヌ・ディオンが歌い上げる『愛の賛歌』でパリ五輪2024開幕。
前回1924年のパリ五輪から100年。女子の参加は徐々に増え今回は史上初、男女の選手が同数になる見込み。技術革新は進み、1000分の1秒差も計測される今。100年よりずっと長い歴史を目撃してきたエッフェル塔、ルーブル美術館、オペラ座などに見守られる選手たち。
1年延期、東京五輪2020の開催から3年。コロナ禍、無観客の五輪なんて、いま見ても不思議な試合会場。
この3年で進んだのは、AIの技術。競技技術向上に利用するのは当たり前に。ただフェイク動画など、増えませんように。
音楽家やダンサーが盛り上げた開会式に続き、アスリートの戦いいよいよ。AIには出来ない生身の人間のすごさ、存分に見せつけて。