サザンカの木で鳴くメジロを見かけた立春の朝、島岡美延です。春になったとたん強い寒波、それでも確実に季節は前へ。
昨日は縄文人のムラの変遷について触れました。当たり前だけど縄文人も現代人もホモ・サピエンス、かつて複数の種がいた人類のたった一つの生き残り。土屋健著『サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語』(ブルーバックス)を図書館で借りました。
最古の脊椎動物、サカナからどんな「別れ道」を経て人類が出現したか。実はネズミやウサギのほうが犬や猫より人類の近縁。類人猿になって尾がなくなる。最も近い現生動物チンパンジーは約98.8%の遺伝子配列が同じ。370万~300万年前のアウストラロピテクスで踵の骨は厚くなり土踏まず形成、歩行性能の高い長い足に。ホモ・ネアンデルターレンシスは43万~4万年前、ホモ・サピエンスは約20万年前~、同時に生息し交雑も。
絶滅しなかったホモ・サピエンスは、より知恵を絞って地球の未来を考えないと、と実感。