雪景色、という語感を超えるほど降り続く雪、島岡美延です。
寒さも暑さも極端になった令和の時代に、少し「不便」だったあの頃を思い出してみませんか。映画『大きな玉ねぎの下で(7日公開)』をご紹介します。1985年発表の爆風スランプの名曲からインスパイアされた物語。九段下を歩いたら、頭の中でこの曲が流れ出すかも。
丈流(神尾楓珠)は夜のバー、昼にはカフェになる同じ店で美優(桜田ひより)が働いている。互いに名前も顔も知らないまま、バイトの業務連絡ノートに次第に趣味や悩みを綴るようになる。素直な想いで二人は〈大きな玉ねぎ=武道館〉で会う約束をするも、実は顔見知り、しかも関係性はサイアクだった。一方、あるラジオ番組では30年前のペンフレンドとの恋が語られており、顔を知らない相手と武道館で会う約束をする、という話。
令和と平成、二つの恋が交錯しやがて一つの奇跡が――。交換日記のような手書きの文字のやりとり、雑誌の文通相手募集など懐かしい記憶が蘇りそう?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます