生きづらいのは女性も男性も昔も今も、島岡美延です。『虎に翼』は最終盤、あらためてそう感じますが、総裁選の面々が新しくしたいのは自分らが放置してきた社会。
この女性アーティストこそ革新的。映画『Viva Niki! タロット・ガーデンへの道(25日公開)』をご紹介します。フランス貴族の娘だったニキ・ド・サンファル(1930‐2002)は、女性としての困難を怒りとともにアートに反映させたり、開放感あふれる「ナナ」シリーズを創作。野外彫刻や建造物の集大成が、イタリア・トスカーナにある〈タロット・ガーデン〉。
監督・撮影・脚本は、オノ・ヨーコら世界で活躍する女性アーティストのポートレートなどを撮影してきた松本路子。「生涯でやり残したこと」を考えた時、10年以上交流があったニキともう一度向き合いたいと、ヨーロッパ、アメリカ、日本国内の彼女の作品を巡り、タロット・ガーデンを再訪。
ナレーションは小泉今日子。インタビューでニキを語る上野千鶴子も素敵でした。
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