アメリカから移住を考える人が増えているとか、島岡美延です。
私の海外移住は現実的じゃないからまだ諦めない――。図書館で予約の順番が回ってきたのが伊藤孝著『日本列島はすごい 水・森林・黄金を生んだ大地』(中公新書)。辞書の〈すごい〉の最初の意味は「ぞっとするほど恐ろしいさま」だとか。素晴らしい日本列島、でも最近の災害の多さ・・・、正しく知って恐れないと。
ユーラシア大陸の東縁で土台が出来て分離した列島。時空を超えて島国の成り立ちと形を一望し、日本列島史を読み直す本書。今、地学の履修率は高校生全体の1%だそう。え、それで大丈夫?
例えば、日本海側はこれから雪の季節だけど、世界でも日本ほどの豪雪はまれ。日本海がもっと狭かったら列島は違う気候に。古代エジプトが金に魅了されていた頃、縄文時代の人々は純金より黒曜石、など。
最近買った、帝国書院(学生以来?)の地図帳を見るのがより楽しくなりました。デジタルの地図にはない喜び、発見がいっぱい。
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