桃の花を飾って、3月3日の雛祭り、島岡美延です。
季節の先取り、春は前のめりになりがち。彼女によると、幸せを追いかけているつもりが実は逆みたい。元朝日新聞記者、アフロヘアの稲垣えみ子さん。どの本も面白いけど『家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択』(マガジンハウス)は、目からウロコの連続!
東日本大震災後に省電力、50歳で退職して持ち物の9割を処分。収納のない古い部屋に引っ越すと「ものを持たない」暮らしは加速。カセットコンロ、鍋は1つ、タオルと雑巾は1枚ずつ、手洗いし干す。
実は料理上手だった母親が認知症になり「家事の能力」を考える。ラク、便利さの果てにあるのは認知症の増加? 「家事ができる=自分のことは自分でできる」、これぞお金、性別に関係なく幸福を手に入れる自己投資。今や頭も使わなくていい、のAI時代。
稲垣さんの「お金を使わないほうが文化的で豊かな生活」「五感が働く幸せ」の感覚、ちょっと真似したい。災害にも強そう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます