風が気持ちいい朝の月曜日、しばし梅雨の中休み、島岡美延です。北海道の国道で5人が亡くなる交通事故の衝撃。交通量が多いとは思えない道路で、遭遇してしまったバスとトラック。
一つの交通事故と別の事件が交錯する時、真実を語っているのは誰? 映画『告白、あるいは完璧な弁護(23日公開)』をご紹介します。韓国興行収入、初登場第1位。緻密なプロット、予測不能サスペンス・スリラー。
IT企業社長ユ・ミンホ(ソ・ジソブ)の不倫相手キム・セヒが、密室のホテルで殺され、一緒にいたミンホは容疑者に。100%無罪を勝ち取る女性敏腕弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)を雇ったミンホは、以前に起きたある交通事故がセヒの殺人に関係しているかもしれないと告白し、事件の再検証が始まる――。
弁護士に事件を語る、という静かな室内での場面と、森や湖などが登場する交通事故にまつわる場面のスケール感。俳優のうまさ、脚本の見事さ、やはり韓国映画、この手のエンタテインメント、上手いです。
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