良いニュースが届かない夏、島岡美延です。電車に乗るのが怖くなるような事件、痛ましい夏休みの事故、そして忘れてはいけない、ロシアによるウクライナ侵攻。1年5か月がたち、人の命、街、船、橋、原発――、攻撃は言語道断。でも「終わらない」日々に慣れてはいないか。
そんな中、大きな衝撃を受けたのが23日、世界遺産に登録された歴史地区がロシアのミサイル攻撃を受け、オデーサの大聖堂が一部損壊するなど多数の歴史的建造物が被害を受けた映像。
火災で焼けたパリのノートルダム大聖堂や沖縄の首里城も衝撃的でした。単なる建造物ではなく、人々の拠り所。大地震で崩れた熊本城も、再建を誓うことで人々は前に進みました。
世界遺産や国宝を見る時の、よくぞ現代まで残ってくれたと数百年、数千年前の人たちとつながるような感覚。天変地異で失うのではなく、戦争で破壊するなんて、人類の大きな過ち。
ウクライナのニュースが遠いと感じたら、もし京都が、奈良が、と想像してみては。
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