昨日の鎌倉小町通りは大混雑、島岡美延です。
知人の音楽ライブは観光客も立ち寄りやすい店で台湾から、が何組か。8月末放送のEテレ『最後の講義』、熊本に戻った政治学者・姜尚中氏が印象的でした。「台湾出身者の名前5人」があがらない受講者たち。「アメリカ出身なら何人も出るのでは」――、確かに。
アジアのこと、近いのに知らない、知っているのは食べ物かエンタメ? 昨年の著作『アジアを生きる』(集英社新書)を読みました。朝鮮半島から渡って来た両親、1950年熊本生まれ。1970年代に訪れた韓国は道路も舗装されておらず「日本だけがアジアで文明的」に思えた。冷戦時代、日本人は「世界最高のパスポートを持つ」ことに無自覚(自身は韓国籍)。
日本の国内平和は「沖縄と韓国という緩衝地帯をなくして成り立たなかった」。今や日本も韓国も似たような経済構造と社会問題を抱え、若者世代は恵まれず、社会に幸福感が希薄な状況は両国とも。
もっと知らなきゃ、アジアのこと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます