昨日より10度くらい気温が上がる予報、島岡美延です。梅雨寒からムシムシする夏日へ、マスクを外して熱中症対策も。
今年になって大きな博物館、美術館での鑑賞が増えていますが、久しぶりに川崎浮世絵ギャラリーへ。大きくはない空間でも毎回企画されるコレクションは見事。現在『月岡芳年 新形三十六怪撰』(~8月21日)を開催中で前・後期で一挙公開。芳年が最晩年に手がけた傑作で、伝説や故事に登場する様々な怪奇を題材とした揃物。その他、月にちなんだ物語を描く「月百姿」などファンタジック。
幕末から明治に活躍し、〈最後の浮世絵師〉とも〈劇画の先駆者〉ともいわれます。大胆な構図で一瞬の静止画、のような作風を得意にしていて、例えば、牛若丸の飛んだ姿など、スポーツ漫画みたい。
最近、『妖怪シェアハウス』なども流行っているし、芳年の「皿やしきのお菊の霊」とか、あらためて、幅広い世代に人気が出そう。前期だけで82点。7月16日~の後期にも期待。
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