向こうに広がる景色は、広島平和記念資料館。
その両脇には、左に同じ資料館の東館。
右には国際会議場が並び、それぞれを本館が繋げるのです。
東館から入場する仕掛けのようですが、常設展示の構成は「導入展示」から「被爆の実相」「核兵器の危険性」「広島の歩み」の4つの展示ゾーンを回るもの。
本館の「被爆の実相」を中心的な展示として人間の被害により重点を置き、時間をかけて観覧できるよう整備されているとか。
8月6日、原爆投下の惨状から放射線被害、被爆者の「魂の叫び」と「生きる」と題された空間。
広島から戻って8か月。
なぜ見ずに帰って来たのかと悔やむ毎日になってしまいました。
広島平和都市記念碑には、祈りを捧げる人の列が続きます。
正面に原爆ドームを望みながら、燃え続けるのは「平和の灯」。
調べると、被爆から18年後の8月に灯されているのですが、核兵器が地上から姿を消す日まで燃やし続けようと地元の政財界や宗教界、被爆者団体などで建設委員会をつくり、全国から建設資金を集めたとか。
知れば知るほど、当時の人たちの平和を思う心に頭が下がります。
そして今の自分には何が出来るのかと反省してしまう。
だからもう一度。
この地を訪れなければならないと思うのです。
美しく整備された空間が、これほどまでに辛く悲しい思いに包まれていること。
そして被爆とまでは行かなくても、戦火に追われ逃げ惑う大勢の人たちが未だに世界にはいるということ。
止められませんかね。
平和を求め続けた日本の力で。
その憲法の志が、時代にそぐわないと言うのならどうしようもありません。
戦うために訓練でも借金でも…、何でもしてくださいませ。
そうならぬよう、とにかく祈り続けます。
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