潮が引いた砂地を歩く。
これほどの場所を歩いたこともありませんから。
しかもスニーカーだし。
靴が濡れはしないかと緊張して進みます。
6時間毎に満ち引きを繰り替えす浜なので、砂が乾くことなど無いのかも知れませんがね。
潮位が100センチ以下なら大鳥居まで歩いて行けるし、250センチ以上なら厳島神社そのものが海に浮かんで見られるのだとか。
この日の朝、フェリーで着いた頃には辛うじて海に浮かぶ社殿が見られたように思います。
でも大鳥居まで行きたいワタクシどもは、満ちているようすより引いている方に興味が行き過ぎ。
ううーん。
風情ってものを学び直さねばなりませんかね。
まあこの日のところは、大鳥居まで来れましたので。
とにかく嬉しくてハシャいでしまいます。
こちらは社殿側から撮った大鳥居。
掲げられている大看板…、失礼。
正式には扁額と呼ばれるものとか。
この扁額だけで高さは16.6メートルもあるのだそう。
こちらは「伊都伎島神社」。
鳥居の一番高いところ。
その横には三日月のマークが取り付けられています。陽が落ちて行く西側向き。
反対の東側には太陽を表わす丸い形があるのだとか。
カメラオヤジとしたことが、それだけ撮り忘れました。
残念っ。
そして海側から見る扁額は「厳島神社」。
上ばかり見て歩くと、ところどころにある水溜まりに落ちてしまいそう。
上下ともに気を付けねばなりません。
そもそも鳥居は神聖な場所との境界。
静かに、そしてゆったりと進ませていただきます。
それにしても付け根部分の太いこと。
60トンほどある鳥居は、土台の上に置かれているだけなのだとか。
それもまた驚きです。