店先に立つカッパの像とともに、多くの皆さんに親しまれている、熊本市上通アーケード街にある老舗の書店「金龍堂まるぶん店」。
4月に発生した熊本地震による影響で、お店は営業の休止を余儀なくされ、長らくシャッターを下ろしたままの状態が続いております。そんな「まるぶん店」の一日も早い復活を願う声が地元の皆さんはもちろんのこと、熊本県外からもたくさん発せられておりました。
わたしも9月半ばの熊本旅でかなり久しぶりに「まるぶん店」を訪れました。そのときに、下ろされたままのシャッターに貼られていた復活を願うメッセージの数々を目にして、人通りの多いアーケード街の中であるにもかかわらず、涙が止まらなくなってしまったことについては、当ブログでもお話させていただきました。→ 「熊本よかとこ味なとこ、がまだせ!応援旅(第5回)文化の都・熊本の豊かさと底力を実感した、中心街の書店めぐり」
(下の写真は、9月に訪れたときのものを再録いたしました)
その「まるぶん店」が、ついに来月(11月)の18日から営業を再開するという、実に嬉しいニュースが届きました。
地元紙である熊本日日新聞が昨日(28日)に配信した記事「名物かっぱ像にまた会える 上通『まるぶん』11月18日再開」(リンク切れの節はご容赦を)によれば、お店は「地震で屋上の貯水タンクが倒れて水浸しとなり、構造を支える鉄骨も損傷した」上に「耐震強度の確認や鉄骨の補修に時間がかかり、改装も計画したため、復旧が長引いた」のだとか。改装されるお店は売り場面積は7割強に縮小されるものの、「学習参考書や児童書が充実した従来の品ぞろえを維持し、医学書と文具、雑貨の売り場を新設する」といいます。
9月に訪れたとき、シャッターに貼られていた「まるぶん店」の復活、営業再開を願うメッセージの数々に、このお店がいかに多くの方々から愛され、同時にそれらの方々の支えともなっていたことがひしひしと感じられ、大いに感銘を受けました。
それだけに、来月の営業再開はさぞかし、地元の利用客の皆さんや県内外の「まるぶん店」ファン、そして何よりもお店のスタッフにとって、この上ない喜びとなるのではないかと察します。
さらには、中心街から書店がなくなっていく地方都市の現状にあって、地場の老舗をはじめとする多くの書店が頑張っている文化都市・熊本の復興にとっても、「まるぶん店」の再開は小さくない意味と意義があるのではないだろうか、そう思うのです。
上に引用した、熊本日日新聞の記事が配信されたのと同じ28日。「まるぶん店」のスタッフによる「まるぶんブログ -本棚の隙間から見える光景は-」に、「金龍堂まるぶん店営業再開のご案内」と題された記事が掲載されておりました。
営業を休止していた217日の「空白期間」を「ピースがたくさん欠けたパズル」に喩え、それを埋める長くて大きなパズルがはじまる、などと語った記事は、このように結ばれております。
「まるぶんはいつまでも、お客様に寄り添う“普通の本屋“であり続けます」
これからまた、“普通の本屋” として歩んでいこうとしている「まるぶん店」の営業再開を(ちょっと早いのですが)祝福するとともに、お店が熊本とともに前進し、発展していくことを願いたいと思います。
来年熊本に出かけるときには、ぜひとも「まるぶん店」に立ち寄るつもりであります。
4月に発生した熊本地震による影響で、お店は営業の休止を余儀なくされ、長らくシャッターを下ろしたままの状態が続いております。そんな「まるぶん店」の一日も早い復活を願う声が地元の皆さんはもちろんのこと、熊本県外からもたくさん発せられておりました。
わたしも9月半ばの熊本旅でかなり久しぶりに「まるぶん店」を訪れました。そのときに、下ろされたままのシャッターに貼られていた復活を願うメッセージの数々を目にして、人通りの多いアーケード街の中であるにもかかわらず、涙が止まらなくなってしまったことについては、当ブログでもお話させていただきました。→ 「熊本よかとこ味なとこ、がまだせ!応援旅(第5回)文化の都・熊本の豊かさと底力を実感した、中心街の書店めぐり」
(下の写真は、9月に訪れたときのものを再録いたしました)
その「まるぶん店」が、ついに来月(11月)の18日から営業を再開するという、実に嬉しいニュースが届きました。
地元紙である熊本日日新聞が昨日(28日)に配信した記事「名物かっぱ像にまた会える 上通『まるぶん』11月18日再開」(リンク切れの節はご容赦を)によれば、お店は「地震で屋上の貯水タンクが倒れて水浸しとなり、構造を支える鉄骨も損傷した」上に「耐震強度の確認や鉄骨の補修に時間がかかり、改装も計画したため、復旧が長引いた」のだとか。改装されるお店は売り場面積は7割強に縮小されるものの、「学習参考書や児童書が充実した従来の品ぞろえを維持し、医学書と文具、雑貨の売り場を新設する」といいます。
9月に訪れたとき、シャッターに貼られていた「まるぶん店」の復活、営業再開を願うメッセージの数々に、このお店がいかに多くの方々から愛され、同時にそれらの方々の支えともなっていたことがひしひしと感じられ、大いに感銘を受けました。
それだけに、来月の営業再開はさぞかし、地元の利用客の皆さんや県内外の「まるぶん店」ファン、そして何よりもお店のスタッフにとって、この上ない喜びとなるのではないかと察します。
さらには、中心街から書店がなくなっていく地方都市の現状にあって、地場の老舗をはじめとする多くの書店が頑張っている文化都市・熊本の復興にとっても、「まるぶん店」の再開は小さくない意味と意義があるのではないだろうか、そう思うのです。
上に引用した、熊本日日新聞の記事が配信されたのと同じ28日。「まるぶん店」のスタッフによる「まるぶんブログ -本棚の隙間から見える光景は-」に、「金龍堂まるぶん店営業再開のご案内」と題された記事が掲載されておりました。
営業を休止していた217日の「空白期間」を「ピースがたくさん欠けたパズル」に喩え、それを埋める長くて大きなパズルがはじまる、などと語った記事は、このように結ばれております。
「まるぶんはいつまでも、お客様に寄り添う“普通の本屋“であり続けます」
これからまた、“普通の本屋” として歩んでいこうとしている「まるぶん店」の営業再開を(ちょっと早いのですが)祝福するとともに、お店が熊本とともに前進し、発展していくことを願いたいと思います。
来年熊本に出かけるときには、ぜひとも「まるぶん店」に立ち寄るつもりであります。