NFP Archives

山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

設計終了

2013年03月16日 | インポート
Dscf0589
半日、時間があったので、さっさと設計を終わらせました。計算は手計算。回路図はパソコンで。エクセルでアンプ設計シートを作っていますが、今回は使わずに、頭を使いました。設計途中でいろいろ悩んで、真空管は出力管が5998、初段管がEC86(6CM4)となっています。回路図では出力管が6520になっていますが、間違い。どうも6520(6AS7)はバイアスが深くて設計しにくい印象。

全く何もない状態から作るので、キットのように組み上げて完成というわけではありません。計算から出た値と実際に存在する製品が違う場合がほとんどで、実際の製品に合わせて修正しながら、回路図を完成させていきます。ネットがないころは、パーツ屋にあるもので作らなければという感じでしたが、今ではどんな小さな電子パーツでも通販ができます。秋葉原が近いところなら毎日通うでしょうね。ネットがないころは地方ではこのような電子工作は大変だったはずです。

また、これを作り上げてからも、各チェックポイントでの電圧が異なる場合があるので、いくつかのパーツを用意して調整します。今記入している電圧値は計算上の値。

次は積算。これを作るのにいくら??

真空管はすでに持っているもの。大物はトランス。意外と高くつくのはコンデンサ。

概算4万円というところでしょう。


真空管アンプの設計(なかなか進んでいない・・・)

2013年03月16日 | インポート
Dscf0588
そろそろ真空管アンプを形になるように進めたいところ。真空管使うんだからと手計算、回路図も手で描こうかと、ついさっきまで思っていましたが、やはりパソコンを使ってしまうとやはりパソコン。

写真は、現在の自分のメインアンプ6BQ5全段差動アンプを設計したときの実態配線図。CADを使って、パーツの寸法も考慮すれば、どれぐらいのシャーシに収まるのか、配線上の問題はないか、簡単にシミュレーションできてしまいます。

こうすることでシンプルで短い配線、コンパクトなシャーシができあがることは、音質にもコストにもどちらにも寄与します。

真空管の動作を決定づけるロードラインもデータシートをCADに貼り付けて、パソコン上で引いています。アマチュア無線の勉強をちょっとでも、完マルで覚えた人でも言葉だけは見たことあるでしょ。増幅回路のA級動作とかB級動作とか。あれです。

ま、技術屋でメシを食ってる身なので、より効率的にものづくりができればという思想が強いのも確かだけど、、、

やはり手で描こう、手で計算しよう。

と、これを書いている途中も葛藤しています。