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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

スピーカー

2013年03月26日 | インポート
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最近、アンプの話ばかりですが、アンプが動かすスピーカーも一緒に考えないといけません。

自分のメインは奥のバックロードホーン。内部は管楽器のような折り曲げたホーンの構造をしています。高能率で繊細。打楽器の生々しさはバックロードホーンが一番でしょう。ただし、設計と製作が大変。。普通のバスレフ型のスピーカーなんて極端に言うとどうにでも作ってもまともな音がしますが、バックロードホーンは外れるととても聴いていられない音になります。そのためか、市場にはほとんどないですね。自作がほとんど。感度が高いために小出力の真空管アンプとの相性がとてもいいです。

バックロードホーンはこの他に数台製作しましたが、これは一番最初。その次からは欲張った設計をしたのですが、すべてダメでした。これだけが成功。これを設計するときに、ホーンの長さや広がり具合で低音の遮断(カットオフ)周波数を計算するのですが、板取り、製作優先で設計すると、このカットオフ周波数では低音は出ないな。。。と思っていました。自作は冒険してみるもんですね。結果は問題なし。より良し。その前に使っていたダイヤトーンの3ウェイ(30cmウーファー)がすぐに駆逐されました。

吹奏楽を生で聴いたときの迫力。それがそのまま伝わります。

材料はシナ合板(t24mm)サブロクを2枚。10cmフルレンジ+ホーン型ツイーター。仕上げはオイルステイン。

手前のスピーカーは、2ウェイバスレフ(サランネットを外した状態。)。15年前ぐらいに自作したもの。ラワン合板だったので、仕上げが大変でした。。磨きに磨いて、水性ニスで仕上げました。ウーファーの周波数特性にピークが無く、素直な特性だったので、ネットワーク回路はシンプルに-6dB/octとしています。内部の片方をギザギザ(いろんな形の材料を貼り付けた。)とし、定在波の発生を抑えているために、吸音材を全く使用していません。また、バッフルを取替え可能として、ユニットも交換できるようにしていました。でもビビリがあったために、今は固定しています。ワイドレンジのオーソドックスなバスレフスピーカー。でも普段バックロードホーンで聴いているととても音が鈍く聞こえてしまいます。といっても力のあるウーファーを使っているのですが。

材料はラワン合板(t24mm)サブロク1枚、バッフルのみ松系の集成材(t18mm)、W:10cm,Tw:ドーム型。仕上げは水性ニス。