たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

(作家)乃南アサさんのこと

2020年09月12日 | 日記

読書苦手なおじさん

本を読んでみたいという欲求にかられることは

数多くはありません

 

そうは言え

全く読まないということではありません

 

何か読みたいと

たきつける動機があると読むことが間々あります

 

今回は

乃南アサさんという作家さんと

(数奇な?)出会いがあって

おじさんにとっては2作目を購読中です

 

すこしダラダラとまとまりがないかもしれませんが

記録してみます

 

初めて乃南アサさんの作品を読んだのは

2013年ころだったと思います

おじさんが読書をする動機の一つは

 

・内容に地域性がある(北海道や十勝が舞台ならすぐ飛びつく)

・人の生きざまがリアリティに語られる

・人間の葛藤と強く生きるさまが描写されている

 (できればポジティブに語られている)

・自分の生活史(開拓農家)と重なっている

 

坂本直行さんの「開墾の記」

上西晴治さん「十勝平野」などは

おじさんの代表作です(書いたんでないですよ 読んだということ)

 

だいたいこんなところです

 

乃南アサさんとの出会いの一作目は

「地のはてから」

 

これは従兄弟と開拓の話をしていた時

こんな本は面白いかも

と言って紹介してくれたのが

「地のはてから」でした

 

単行本でしたので

断捨離の時捨ててしまったのが

少し後悔していますけど...

 

知床の岩尾別に入植した夫婦

過酷な中での生活

その娘が

挫折を味わいながら力強く生き抜く姿

後半は開拓と土から離れていく内容でしたが

共感を覚えながら読みました

 

だからと言って

作家乃南アサさんの

ほかの作品を読みたい

と思っていたわけではありません

 

少し時間がたって

2014年1月

仲間10人で台湾への自転車ツーリングを行った際

 

当時 自転車イベント

十勝中札内グルメフォンドを仕掛け

(おじさんも支援協力をしていました)

大会長をされていた

西惇夫氏(故人)が

 

台湾へ行くなら

乃南アサさんのこれを読んでみてほしい

5ページほど(だったと思います)のコピーをくださいました

(何かの雑誌の中の随筆)

乃南アサさんは親台湾の心をもって

台湾に関心を寄せていたようで

台湾の近代史や暮らし

日本人に寄せる台湾の人々の思いが書かれていました

 

書かれた内容もさることながら

乃南アサさんと「地のはてから」以来の再会という気分で

懐かしい人に出会ったように感じていました

 

そんな出来事で終わっていたのですが

 

その出来事から6年もたった

ついこの前(7月21日)

奇遇なことが重なって

乃南アサさん(作品)と出会うことになりました!

 

そのプロローグとは...

 

7月21日

この日は自転車で

新得から鹿追経由のサイクリングをしてきました

 

途中(芽室町)西土狩神社で見つけた記念碑

 

西土狩は芽室発祥の地であること

入植者は

晩成社の幹部

鈴木銃太郎・渡邊勝や高橋利八(りきち)3家族が

明治19年に入植の鍬を入れ農を興したと記されています

(晩成社入植は明治16年‐今の水光園あたりと聞いたような)

 

この写真は

自転車で通った所々で

その地域の記念碑を撮っていたということです

 

~ここまでがプロローグ~

 

ところが数日後

7月23日の夕刊紙記事に...

 

乃南アサさんの「チーム・オベリベリ」発刊の記事

(6月発刊です)

 

西土狩の記念碑に書き込まれていた

 

カネの夫である渡邊勝

そしてカネの兄の鈴木銃太郎

 

晩成社と言えば依田勉三

もしくは幹部の鈴木銃太郎や渡邊勝の男中心の史実

 

乃南アサさんは

その史実をもとに

女性のカネを中心に語るという...

 

読んでみたい!!

 

図書館で調べましたが

予約が殺到しているようです

 

少し時間がたてば落ち着くかと

乃南アサさん関係の情報集め

その一つ

 

待つのも限界になって

著書を買うことにしたのが一昨日

 

比較的近くの岡書へ行きましたが

売り切れ

 

戻って

他の書店に照会

2軒目の喜久屋書店に

ありました!

結局

図書館はあきらめて

自分の手元に置くことになりました

 

帰ってから

読み始める前に

末尾に筆者の 「感謝」という項が

その中に...

執筆にあたってお世話になった方々の紹介

なんと

2014年台湾ツーリングで気遣っていただいた

フェーリーエンドルフ(前)社長

(故)西惇夫氏の名前を見つけました!

 

お世話になった西惇夫氏

追悼の意味も込めて

昨日は丸一日読書三昧

 

今日は

このブログ記録で

ウォーミングアップ

 

さあ~続きを読もう...