ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

63年前のジャグワーに乗りたい。

2011-05-08 18:33:29 | 旅 【北陸地方】

北陸・加賀温泉郷

自(く)動(る)車(ま)のふるさと

「日本自動車博物館」。

石川県小松市にある、日本最大級の自動車博物館です。

こういう博物館って、それについての歴史の紹介とか
関係する小物を展示してるというイメージがあって、

それほど期待して行ったわけじゃなくて、近くに行ったから
ちょっと寄ってみようというくらいの気持ちだったんですが。



敷地が広くて建物もキレイで立派です。

そしてこの日は駐車場の一画を利用して、
クラシックカー試乗体験などが行われていました。

館内に入って入場料を見たら1000円。

私(わたくし)の場合、よほど興味があれば別ですが
入場料に関しては、だいたい600円が分かれ目です。

600円以下なら、「せっかくだから見てみよう」
というレベルで支払える金額。

800円くらいだと、そこそこ興味がないと
すんなり入場できない金額。

1000円以上は、かなり興味がないと入れません。



ダイアナ妃が来日された時に使用されたという
イギリス大使館のロールスロイス。
床には毛皮のじゅうたんが敷かれてるという。

入場料1000円は、ちょっと寄ってみようというレベルでは
高い金額。だがしかし、また気軽に来れるわけじゃない。

どうしようかと考える暇もなく、受付の人に促されたので
入館したのです。さすが受付の人。



この車は金色の塗装がしてあるのではなく、
純金箔1000枚が貼ってあるゴールド・カーなのです。

洗車可能なコーティング剤を使用し、全て手作業で
金沢の仏壇店が8年かけて開発したそうです。

最初はちょっと寄るくらいの気持ちで来て
入館した私(わたくし)ですが、中に入ってからは
入場料1000円の事は忘れてしまうくらいに
広い館内を興味深く見て回りました。

それもそのはず。館内には世界各国の自動車、しかも
今では珍しい古いタイプのものや、国内メーカーの
昔懐かしいものなどが、約500台も展示されていたのです。



各メーカーごとに、例えば「ベンツの街」とか、「ホンダの街」、
「フォードの広場」などと区分けで展示されてます。



スカイラインは初代から6代目までが展示。
今年はスカイライン誕生52周年らしいです。



このオレンジ色の車(シビックだったかな)、
昔、家のすぐ近くにホンダのディーラーがあって
そこにこの車が展示されてました。確か。
めちゃくちゃ懐かしい。

この他にも、グロリアやセドリックなどで、子供の頃
見たことがあるモデルがありました。

この博物館に来れば、「あー、この車、昔あったな」
という発見が多くの人にあることでしょう。

そして、私(わたくし)が見て回った中で
最も心惹かれた車が、こちら。



ジャグワー マークⅤ ドロップヘッドクーペ。

およそ63年前の車ですが、
ヘッドライトのインパクトがすごい。

日本ではカタカナで「ジャガー」と表記するのが
一般的ですが、イギリス英語での発音を表記すると
「ジャギュア」というのが最も近いらしい。
アメリカ英語が「ジャグヮ」

この博物館では案内板には「ジャグワー」「ジャグァー」
車の説明や表示には「ジャガー」が用いられていました。

私(わたくし)はジャグワー派です。
こち亀で江崎教授が言っていたので(84巻)。

私(わたくし)、自動車の事はあんまり詳しくないんですが
日本ではここだけでしか見られないものなど、
かなり稀少な自動車もあるようです。



アニメでルパン三世が乗り回したという、フィアット500。

テレビアニメ第一シリーズの後半から登場。

当時の作画監督の愛車だったそうで、
それを演出の宮崎駿さんが登場させたんだとか。

こち亀の両さんが勝手に乗っていってオチで綱渡りをした
(66巻)、メッサーシュミット KR200も展示されてますよ。

わかる人もわからない人も、行けば
珍しいものが見つけられることでしょう。