ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

鬼も遊ぶ、仏陀の里。

2011-05-11 22:29:54 | 旅 【北陸地方】


私(わたくし)は最近、もっぱらカーナビに頼っています。

これまで車にカーナビを搭載していなかったんですが、
今のカーナビは本当にすごいです。

目的地を設定したら、かなり丁寧に
細かい事まで案内してくれるんですね。

どこ行くにも地図で下調べとかしなくていいし、
知らない土地でも迷うことなく走行できますから
これまでのような時間ロスが無くなって
かなり旅の効率がよくなりました。

さて、今回カーナビにセットした目的地は。

石川県小松市にある洞窟寺院、

鬼も遊ぶ、仏陀の里 「ハニベ巌窟院」。

カーナビに誘導される通りに走行し、目的地に到着
してみると、駐車場らしきところが見当たりません。

それどころか、ハニベそのものがどこなんでしょうという感じ。

そしたら道路脇に立て看板があって、ハニベ巌窟院の
駐車場までのルートが書いてありました。

どうやらカーナビだとこの看板付近に誘導されてしまうらしく、
そのような旨が看板に書いてありました。

そこからちょっと離れた駐車場に着いてみると。 



いきなり巨大な大仏様がお見えになります。

ハニベ釈迦牟尼大仏。

高さ15メートルということは、奈良の大仏とほぼ同じです。

大仏様の胸の辺りに入口があって、
中には15センチの水子地蔵が
棚にびっしり並んでいました。



ハニベとは。

昔の埴輪(はにわ)をつくる人のことで、
現在で言う彫塑家のことだそうです。

大仏様のエリアの右の方に行くと、洞窟の方への
入口があり、少しだけ山を登って行きます。



まず阿弥陀洞などがある広場へ。

阿弥陀洞には、願皿というのがあります。

ハニベ焼の投げ皿に願い事を書いて、満願成就の聖函に
投げ入れることができれば、叶うそうな。



隆明殿という建物を抜けると、いよいよ洞窟です。

洞窟の入口の仁王像、なんか犬に吠えられて
ビビって後ずさりしてるかのようです。

何かがちがう。



洞窟は長さ150メートル。

石切り場であった洞窟を利用して、昭和26年に
初代院主によってハニベ巌窟院として開洞されたという。



夢牛(ゆめうし)。

初代院主が、夢で見た牛をつくったというもの。

願いを込めてこの牛に銭を投げて、牛の上でとまると
夢が叶えられると言い伝えられている、と書いてあります。

さて途中をハショリまして、地獄門。

これでもか、これでもかと洞内に
繰り広げられる地獄絵巻
一巡してなにか心にとどまるものが
ありましたら幸いです。 (パンフレットより)



地獄って、多くの人のイメージでは、例えば釜ゆでとか、
針の山とか、舌を引き抜かれるとか
そういう感じを思い浮かべるかもしれませんが、

ここの地獄はこれまでのイメージとはちょっと違った
色々な「罰」が罪人に与えられています。

一つだけ、ご紹介。



地獄の車に轢かれて思い知る



これは、思い知るでしょう。

こんな感じで、色んな罪に対して
それに応じた罰が与えられています。

臼に入れられ杵でつかれる刑なんかもあります。

悪事を働いている人には、是非とも一度
巡ってみてほしいです。

心にとどまるものがあるかもしれませんから。