しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

松永のゲタリンピック

2023年11月11日 | 無くなったもの

場所・広島県福山市松永町
無くなった日時・2019年9月15日 (中止決定は2023.11.10)
撮影日・2019年9月15日 


コロナで中断していた松永のゲタリンピックが、コロナが落ち着いた今年も開催されなかった。
そして2023年11月10日、イベント自体の中止が発表された。

中国新聞によると理由は経費節減で、
「約30年の歴史に幕」だそうだ。

 

 

お祭りはJR松永駅を降りると、すぐ目の前からはじまっていた。
松永地区の高校生と福山大学の学生が主役のような感じで、
若々しく楽しいイベントだった。

 

 


お祭りが無くなるのは寂しいけれど、
考えてみると「下駄」も「ぽっくり」も履く人を見ないし、
松永湾名物・名所だった貯木場もすっかり縮小の様子になってしまった。

 

 

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まごころの湯

2023年11月09日 | 無くなったもの

場所・広島県福山市千田町
無くなった日時・2023年8月31日 
撮影日・2015年12月17日 

 

2023年11月8日、神辺の城跡と宿場町を歩き、程よく疲れたので「グランの湯」に行くと
運悪く閉店日だった。(11月は8.9日が休日)

それでは、と、まっさきに浮かんだのが千田の「まごころの湯」だったが、
おお、そうだ、
「まごころの湯」は2ヶ月前に閉店したんだ。

「まごころの湯」は国道沿いにあり、料金も普通で、便利な温浴施設だった。
2015年頃、大衆芝居も興行する「夢の湯」から、
芝居を止めて「まごころの湯」で開業した。
あらから8年ほどで今回の閉店となってしまった。

 

 

・・・・

「まごころの湯」から3~4km圏内に、「蔵王温泉ヘルス共和国Z」「西光寺温泉」「グランの湯」
と計4つの湯があったが、残るのは「グランの湯」だけになった。

 

 

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旧福山市体育館

2023年08月04日 | 無くなったもの

場所・広島県福山市草戸町
解体日時・2023年10月から解体(予定)
撮影日・2021年9月29日  

 


中国新聞に旧体育館の解体記事が載った。

・・・

中国新聞 2023.7/25(火) 

「優れた意匠」の旧福山市体育館、模型を残し10月にも解体 建築業界は保存要望


広島県福山市は老朽化に伴う旧市体育館(草戸町)の解体に10月にも着手する方針を決めた。
同体育館を巡っては、建築業界から「意匠に優れ、市民の集いの場としても役割を担ってきた」などと保存活用を求める声が上がっているが、
市は「耐震性に問題があり、跡地活用も決まっている」などと説明。
模型を残して次世代に伝え継ぐとしている。

・・・


福山市体育館はかつて、若者のデートの代表場所だった。
広島県東部~岡山県西部の恋人たちが、この体育館のアイススケートでデートをした。

 

 

その前は、
福山市民球場があった。
管理人が日本一の大打者・中西太選手を見たのもこの場所にあった球場。

 

(護国神社の神橋)

 

さらに、その前は、
護国神社があった。正確には工事中で、
護国神社は完成を待たずに敗戦となった。
石の鳥居は、あわてて地下に埋めて隠し、
現在は福山城北側の神社に再建されている。

 

 

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最上稲荷の注連縄

2023年07月19日 | 無くなったもの

場所・岡山県 岡山市北区高松 「最上稲荷山妙教寺」 
廃止日時・2021年12月13日
撮影日・2018年1月1日

 

 

岡山県の初詣数が長年NO1の”最上稲荷”。

また、岡山県内では
”日本三大稲荷”とも信じられている。

 

 

2023.6.17にお参りすると、
なんと、神社本殿に注連縄がなかった。


しらべてみると、
2021年12月13日に注連縄は終了したそうだ。

 

【最上稲荷山妙教寺HP】

2021.12.16
お知らせ
大注連縄の飾り付けが終了しました

大勢の参拝者をお迎えしてきた大注連縄ですが、本年をもってその役目を終えることとなりました。
平成6年末より初お目見えの大注連縄は、平成9年に職員が初めて製作に携わり、平成10年より2年に1度掛け替えられました。
平成30年に掛け替えられたものが13代目となり、通常ならば昨年末に掛け替えられる予定でしたが、コロナ禍の影響から製作が難しく延期となっていました。
本年も製作が検討されましたが、維持が困難との判断から、12月13日に僧侶による「大注連縄閉眼式」が執行された後、職員の手により本殿から地上へと降ろされました。
すがすがしい稲の緑色を重視するため2年に1度という間隔で掛け替えが行われていましたので、丸3年信徒をお迎えした大注連縄は、安堵の思いで横たわったように見えました。
しばらくは見慣れない光景かと存じますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

・・・

現在の最上稲荷

(撮影日・2023.6.17)

・・・・

 

 

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「広島国際平和マラソン」

2023年07月18日 | 無くなったもの

場所・広島県広島市西区・広島県総合グランド
無くなった日(最終回)・2019年11月3日
撮影日・2019年11月3日

 

あの、大好きだった「広島国際平和マラソン」がなくなる。
コロナで3年中止され、今年は4年ぶりに再会されると楽しみに待っていた。

 

経費節減のため2023年は大会消滅、

コロナ前の2019年の大会が最後となった。

 

NHKニュース
2023年04月24日 16時52分

昭和56年に始まった「ひろしま国際平和マラソン」は令和元年まで39年連続で開催されていましたが、
新型コロナウイルスの影響で令和2年から3年連続で中止になっていました。
実行委員会は、4年ぶりの開催を目指して検討を続けてきましたが、運営費の高騰や参加者の減少を理由に大会を終了すると発表しました。

 

とにかく楽しい大会だった。

スタート地点は「広島ダイヤモンドホテル」。

 

別件ながら、2023年7月5日の中国新聞に、「広島ダイヤモンドホテル」も
来年6月末で営業を終了する記事が載った。

 

(スタート地点での混雑防止
選手が座っているのは、立つと選手同士が密着し危険なので、集団の密を緩和するため)

ダイヤモンドホテル前では、

ラジオ中国のアナウンサーや、広島カープの選手がステージから盛りあげていた。

 

 

 

走る幸せを感じる庚午橋ふきん。

 

 

 

 

 

ゴール後はスタジアムの芝生に寝ころぶ喜び。

 

 

 

チチヤスやカルビーや三島のフリカケ等をもらう。

参加賞のTシャツも他大会に比べて生地もデザインもよい。

 

 

スタジアムの隣のサブグラウンド。食べもの・ステージ・売店でにぎやか。

ここも楽しい。

 

・・・・

 

それに、せっかく広島に来たのだから、

呉見物、武田山・鈴が峰・二葉山などのトレッキング、宮島観光等を併せて楽しむ。

 

ほんとうにいいマラソン大会だった。残念だ。

 

 

 

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みはらし温泉 

2023年07月17日 | 無くなったもの

場所・広島県三原市須波
無くなった日・2019年1月31日
撮影日・2009年6月16日

 

「みはらし温泉」は、いい温泉だった。

 

外観からして”みはらし”がよかった。

これは↓、生口島沢港~須波港のフェリーから見る「みはらし温泉」。

写真左から、ホテル・温泉・駐車場。

 

 

 

ここが「みはらし温泉」、国道185号線。JR呉線とほぼ平行する。

 

 

 

 

 

大浴場は海側に面して長い風呂。

前に見える佐木島と小佐木島の間には渦潮が発生するが、浴槽内も渦を思わす流れがあった。

 

 

大浴場のガラス越しに見える眺めも最高。

大浴場から見る左から「みはらし連山」「小佐木島」「佐木島」。

 

こんなに眺めも温泉もよかった「みはらし温泉」だが、レジオネラ菌で新聞テレビで報道され、

営業休止を経て再開後に再びレジオネラ菌が見つかり、死者も出て、ついに休館となった。

 

 

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川辺橋

2023年06月05日 | 無くなったもの

場所・岡山県倉敷市真備町川辺~総社市清音
無くなった日・令和5年6月4日
撮影日・2015年9月23日

 

(川辺側=高梁川右岸の、川辺橋)

 

 


川辺橋の撤去工事が、テレビや新聞で報道されている。
橋が傾いたので橋脚を撤去する、という工事が始まった。

 

 

(清音側=高梁川左岸の川辺橋)

 

・・・

【TVニュース】
6月4日、傾いた橋脚にかかる2つの橋桁のうち、1つを取り除く作業が行われました。
川辺橋の橋脚の傾きが見つかったのは5月8日です。県は、このまま放置すると橋脚が倒れて川の流れを妨げ、水位が上がる恐れがあるとして撤去を決めました。
新しい橋を整備するかなど今後の方針はまだ決まっていません。

・・・

 

川辺橋とは旧山陽道に架かる橋で、
江戸時代、川辺は川辺宿として栄えた。
大名たちは「橋の無い」高梁川を、渡った。

大正時代ごろ、山陽道は南の浜街道(旧2号線)へ地位を奪われたが、
昭和の初め頃、旧山陽道にも架橋が完成した。
それが「川辺橋」。
戦後、金田一耕助さんが歩いたのも、この「川辺橋」。

現在は二本の川辺橋がある。
新しい方の川辺橋に歩道を設けているそうだが、橋の幅はせまくて危険、というか窮屈。

霞橋と同じで、通勤・通学の人が多いから、
専用の歩道橋は必要だろうなあ。

 

・・・

 

朝の川辺橋

(2023年5月2日、午前7時52分の川辺橋。信号待ちの川辺橋から、旧川辺橋を見る)

 

・・・

 

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美星高校

2023年04月19日 | 無くなったもの

場所・岡山県井原市美星町三山
無くなった日・昭和61年分校廃止
撮影日・2019年10月27日(美星ふるさと祭)  

 

”美星高校”は、自分の記憶にないので、
どういう歴史の学校だったのだろう?と思っていたが
「美星町史」に載っていたので転記する。

 

 

・・・


「美星町史」 美星町 昭和51年発行

昭和18年青年学校が、現在の矢掛高校美星分校の地に設立され、
昭和23年4月1日に岡山県立第一矢掛高等学校美星分校として衣替えし、
農業、家庭の二課程をおく職業課程の高等学校として再発足した。

その後、地域農業との結びつきを強めたこともあって、進学者は年々増加し、
昭和27年10月には「美星高校」として独立した。
さらに昭和29年6月1日、美星町の誕生に伴い「町立」となり、
町民の教育優先の思想に支えられて、校舎等諸施設の整備が新町発足時の重点施策として推進された結果、
昭和38年4月1日県営に移管され、
畜産課、家庭科の二課程をおく、待望の県立美星高等学校となったものである

その間、昭和37年岡山県下で開催された第17回国体において、
並みいる古豪を押さえて、堂々、旧道日本一となった快挙は、
当美星高校の輝かしい伝統として受け継がれ、
矢掛高等学校美星分校となった今日も、当時の誇る運動部活動として定着している。

・・・


(Wikipedia)

岡山県立矢掛高等学校

(美星高校関係を抜粋)

1971年(昭和46年) - 4月1日、岡山県立美星高等学校を統合し、美星分校とする。
1986年(昭和61年) - 3月31日、美星分校を廃止。

・・・

 

 

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鞆シーサイドホテル

2023年01月05日 | 無くなったもの

場所・広島県福山市鞆町
閉館日・2019年3月31日
撮影日・2021年10月2日


鞆の「シーサイドホテル」が閉館しているとは知らなかった。
去年の11月、ホテルの前を歩いたが、何も気がつかなかった。

 

 

建物の老朽化が原因で閉館したそうだが、
確かにホテルが出来てから数十年経ち、古い感じはしていた。

 

 

しかし、鞆の街の真ん中、海岸線に白い高層ビルとして、
長く鞆の浦のランドマークだっただけに、残念だ。

 


現在は「免疫アップサロン」というお店が、美容・健康施設で使用しているみたいだ。

 

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そごう呉店

2023年01月05日 | 無くなったもの

場所・広島県呉市西中央
無くなった日・2023年解体撤去予定
撮影日・2012年2月10日  

 

広島県の”坂の街”といえば、まっさきに「尾道」を連想するが、「呉」も坂の街。

灰ヶ峰や休山(やすみやま)に向かって市街地が伸びている。

 

 

呉市は戦時中、(福岡市や広島市を超えて)神戸以西で最大人口を擁したが、
軍事都市だったため、戦後は出遅れた。

長く百貨店が無い都市であった。
市民念願の”そごう”デパートが出来たのが平成2年で、当初から低迷し、
平成25年に閉店し、百貨店の無い街に戻った。
土地は呉市が所有している。

建物を解体し、新たに複合ビルを建築するそうだ。

 


2023年1月4日  中国新聞 呉・東広島版

呉市のJR呉駅周辺再開発がようやく動き出す。
今年は閉店から10年がたつ旧そごう呉店を解体。
跡地には商業施設やマンションが入る複合ビルが2026年度にも完成する見通しだ。
国の直轄事業で行われる交通ターミナル整備を含め、玄関口のにぎわい復活に向けて期待が高まる

 

 

 

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