ベイズ推論と情報量規準に拘って技法を拵える,という考究だけど,個人的には信頼性のシステム・デザインとマネジメントの分野を中心に行っている,そんな状態.
機能実現ってイノベーションだけど,機能喪失を避ける,ということもイノベーションでもあって・・・.
そう言えば,信頼性でも使っている生存時間解析だけど,若い頃に癌の予後データを扱っていて,数学を使ってかつ計算機も使って結果を出していたけど,データの中の患者さんのことを考えたことって無かった,そんな研究スタイルだったかと.癌の進行や治療の一つ一つを丹念に理解して,さらに統計学の考究を深める,というアタリが未熟だったかと.
対象に這い込んで,徹底的に解明に寄与する,という意識がないと,データの語っていることを導き出せない,という気がして.もちろん,幅広い科学と数学の力量って必須だし,抽象化ができないとモデリングのセンスが鈍るし・・・.
頑張りましょう.