二日目は台湾新幹線で一気に高雄へ。
台湾の新幹線は台風や地震等の災害対策技術の進んだ日本製を全面的に採用しようとしていましたが、フランスが「それなら台湾には武器は売らない」と言ってきたので(中国との関係でアメリカとフランスだけが台湾と取引してくれているのだそうです)、仕方なくフランスの技術も採用してあるそうですが、大半は日本のものと変わりありません。
高雄は台北に序で2番目に大きい街で、台湾南部の観光、またビジネスの拠点として多くの日本人が訪れている。
ガイドの蔡さんの説明では道路は京都に似ていて分かりやすいそうです。
【高雄市内観光】
「蓮池潭」は蓮の花で知られる淡水湖。四重の仏塔「春秋閣」、湖中には中国式建築の「湖裡亭」がある。七重の塔が一対になっている「龍虎塔」は、龍の口から入って虎の口から出ると、ご利益があると言われている。
説明の通りに龍の口から入り、虎の口から出てきました。
「どんなご利益があるのかしら?」蔡さんに尋ねましたが不明でした。
3Fにある陶器製の龍。
鱗1枚1枚、髭の1本1本が丁寧に作られていてとても美しい。
4Fから見た湖。はっきりと分からないが前方に「春秋閣」を望める。
「寿山公園」高雄市内西に位置する寿山内にある公園。広大な敷地内には動物園があり、また、公園近くにある「忠烈祠」は、高雄市内や港を望む絶景スポットとなっている。
高雄湾を望む
忠烈祠の門
日本の靖国神社は一ヶ所だけだが、台湾には幾つもあるらしい。 台北のものに比べると参拝者も少なく、ひっそりとして寂しい感じがする。
【台南市内観光】
「延平郡王祠」オランダを駆逐した人物として有名な鄭成功を祀る。
蔡さんの説明では彼の母親は海賊だった父親に拉致されてきた(あくまでも推測)日本人女性(平戸出身)だそうで、日本ともつながりが深いようです。鄭成功像
資料の中に母親の絵も展示されてありましたが、とても美しい女性でした。墓石
「赤嵌楼」 オランダ占領時代に築かれた城で、プロビンティア城と呼ばれていた。
日本が進駐して後は陸軍病院として利用していたとか、この庭は正に日本庭園でした。
【嘉義観光】
「北回帰線標塔」嘉義県水上郷には北回帰線が通っており、北回帰線駅と云う貨物駅がある。また駅の隣には北回帰線の記念碑がある。
拝借写真
ガイドの蔡さんは北回帰線を示す線をまたいで、片足は熱帯、片足は温帯という状態を面白く説明してくれました。。 北緯23度26分
【おまけの話】
長いバスの旅で皆喉が渇いていました。
大陸と違って、台湾には日本ほど多くはありませんが飲み物の自動販売機が設置されています。
この自動販売機を見つけて皆一斉に買いに行きましたが、トラブルがあったようで皆何も持たずにバスに戻っていきます。
最後に行った私たちもコインを入れましたが落ちてきて買う事が出来ません。
夫も諦めようとしましたが、私は「ちょっと待って!」『皆さん喉が渇いています。どうぞ買えますように!』と祈りながら何度かレバーを引きました。 すると、夫の押した桃のジュースが出てきたのです。 「みなさ~ん、大丈夫ですよ!買えますよ!」 皆「どうして?」と、不思議そうに戻ってきてコインを入れました。 皆さん無事に飲み物を得る事ができました。 何とも不思議な出来事でした。
「どうして???」 「私が念を送りましたから・・・!」
「出さぬとお前を蹴飛ばすぞ!」(大笑い)