日本の友人、Sさんのブログのテンプレートが大分以前から「お雛様」に変わっている。
彼女は四季折々の情景や行事に併せて“テンプレート”を変える。
季節感のある、彼女のブログを訪問する度に、日本を懐かしく想い出す事が出来て楽しい。
冬休みの帰国時に、我が家でも次女が早々と七段飾りのお雛様を出してきた。
大きな飾り段は邪魔になるので・・・と、広いテーブル上に広げておいてある。
(写真を、撮っておけばよかった!)
あかりをつけましょ雪洞に お花を上げましょ桃の花
五人囃子の笛太鼓 今日は楽しいひな祭り
これは冬休みに次女と参加した折り紙教室の“雛飾り”。
次女が何回か通って仕上げてくれたもの。
中国の友人の土産にと持参したものだが、彼女の手に渡すまで、しばし我が家で
楽しませて貰っている。
S家のAちゃんとT君の作品。
一昨年の帰国時にプレゼントしてもらって以来、我が家の住人になっている。
最近、歳の所為か外国で生活している所為か、日本の文化や習慣に付いて思うことが多くなった。
娘たちが幼い頃は「文化を伝えていく事は親の役目!」と張り切って行事をこなしていたが、娘たちの成長後はその責任を放棄している感がある。
中国でも近代化の影響が著しく、古い習慣より欧米風の楽しい行事に人々の心が移り始めているようだ。
「面倒くさい!」「煩わしい!」等の言葉が横行し、
大切な事が失われつつある現代、
昔からの文化や習慣に心を向け、楽しむことで
“心のゆとり”も生まれてくるのでないだろうか。