mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

子どもの日の“中山公園”

2010-06-02 16:42:23 | Weblog

 アカシアの花を観賞した後、散歩がてら歩いて「黄河路」を目指しました。
「黄河路」は大学に面した大きな道路で、沢山のバス路線があります。

いつもはバスで通り過ぎる路を歩いていると色んな発見がありました。
「盲聾学校」があり、校庭では生徒達が何かスポーツを楽しんでいるようでした。

「正仁街」から「黄河路」に出た所に、「中山公園」ありました。
ここはいつもバスから眺めていて、1度中に入ってみたいと思っていたのです。

公園の正門です。 何だかひっそりとした感じです。


正門から公園内に続く路の両側には何と言う木なのでしょう“モミの木”のような大きな木が植えられていて、両手を広げて迎え入れてくれているような感じがしました。
正面に小さく見えるのは“孫文の像です。


入るとすぐに、老夫婦が小さな商いをしていました。
中国では、人の集まるところには必ずこのような店が広げられています。
向こう側のテーブルは多分麻雀かカードです。


中国にも“ゲートボール”があるのですね!


どんどん進んでいくと、人がかなり多くなりました。
ベンチに座って、二胡を弾いている人もいました。
この方の二胡は普通のものでしたが、他にも胴の部分が竹でできている物を弾いている人が何人かいました。 音色はとても素朴なものでした。


中国では、6月1日は「儿童節=子どもの日」です。
休日ではありませんが午後から学校はお休みだそうです。
お母さんと一緒に公園に来て遊んでいるのですね。
中国では、お金を使って楽しむと言うよりは、のんびりゆったりと過ごす事が多いように感じます。


沢山の子ども達が遊んでいます。 何をしているのでしょう!?


そろそろ!と、帰りかけた途中で素敵な家族を見かけました。
後姿から幸せな家庭の香りがしてきて、思わずシャッターを押してしまいました。

 

中国では何処の公園でも、色んな人が思い思いの過ごし方をしています。
のんびり陽に当たっている人、歌をうたっている人、踊っている人、太極拳をしている人、遊びに興じている人・・・・・・。

この日、驚いたのは持参のプレイヤーで“京劇”の歌を大音量で流し、聞いている人が居た事です。
誰も「もう少し小さな音にして下さい。」などとは言いません。
少し離れた所では、二胡の伴奏で京劇の歌を負けじと歌っているご夫人が居ました。
何とも長閑で素晴らしい光景だと、思わず笑みが出てしまいました。

私はまだ日本人気質が抜けずにあくせくした所があります。
「郷に入れば郷に従え!」で、少しのんびりと生活してみたいと願っています。



      
この公園にも所々にアカシアの木があり、綺麗な花を咲かせていました。
ここの木はまだ若木のようでとても新鮮な感じでした。

「アカシアの雨に打たれて・・・♪」 思わず場違いな古い歌を口ずさんでしまいましたが、とても心浮き立つ良い時間でした。