“ コケッココ~~ ” 「んっ? ナンだ!?」 “コケッココ~~~ ”
はっきり目が覚めていない私の耳に、何とも情けなげな鶏の声が聞こえてきました。
「ニワトリさんもっと元気に“コケコッコー、朝ですよ!”って鳴いてくれなくちゃ目が覚めないじゃないの!」と、思いながら時計を見るとまだ3時です。
トイレに行くと、水が出ます! メイクも落とさないまま寝ましたので、慌てて顔を洗い、序でに身支度を整えました。
その間もニワトリさんは情けない声で鳴き続けています。
朝食は6時、6時半出発の予定です。
午前中の観光は中国の「遊覧国家重点風景名勝区」に指定されている、「青山溝」です。
青山溝は甸満族自治県の境界内の北部山岳地帯に位置し、丹東市街区の170キロメートル離れ、青山湖、飛瀑谷、虎塘溝の3つの観光地区、126の名所、36条の滝から構成する。ここに濃い緑の森林、澄みきった江水、奥深く静かな峡谷、静かな深い淵があって、まるで「童話の世界」、国連の専門家に全世界六大無汚染自然観光地の1つとされる。
ホテルからバスで30分。 青山溝の「飛瀑谷」に到着です。
入園料は40元(旅行費に含まれる)です。
入るとすぐに馬が待っていました。 [片道40元、往復60元]と書いてあります。
少し心が動きましたが、久し振りに緑の中をゆっくりと歩いてみる事にしました。
どうぞ、私の足が悲鳴を上げませんように!
木々の間を歩くのは本当に気持ちの良いものです。
普段あまり山歩きなど縁のなさそうなK君も良い気分みたいです!
遼寧省で一番大きな滝と聞いていたのでどんな大きな滝かと期待していたのですが・・・。
写真右は車中で仲良しになったzou愛斌さんに撮っていただきました。
新鮮な空気とマイナスイオンをいっぱい吸ってよいリフレッシュタイムとなりました。
虎塘溝は「飛瀑谷」からバスで20分の所にありました。
ここは入園料30元でした。10元の差は何なのだろうと考えたりして・・・。
ここにはお土産やさんがありました。 闘病中の友人のために“白菜を担いだ豚さん”の置物を買いました。
中国では、豚は猪(ジュウ)と言い、久しい(ジュウ)に通じ、白菜は(バイツァイ)と言い百歳(バイツァイ)に通じるので、縁起物とされています。
少し下に下りていくと大きな滝つぼのような所でボートに乗ったり水遊びをして利している人が居ました。
山道を歩きながらふと見上げると・・・、「あれ、何!?」
夫が言うには、「滑索 フアスオ](直訳すると滑るロープ?)と言い、谷を滑って渡るのだそうです。 好奇心旺盛な私は、「是は乗らなくちゃね!」
途中に観音堂がありました。お線香をたいて皆さん何をお祈りしたのでしょうか?
こんなに険しい階段もありました。 kちゃんは疲れも見せずに上って行きます。
下の報に黒く見える人影は「滑索」はせず、自力で下山するNさんです。
「滑索」には沢山の人が並んでいました。 チケットを買うのは夫に任せKちゃんとブランコに乗りました。 すると一人のおばさんが近寄ってきて手を出すのです。
見ると「料金1元」と書いてありました。 1元も高いよ! 値切る暇なく、夫の手招きに応じなければならず二人分2元支払いました。 何でもお金にする中国です。
リフトのようなものかと思っていましたら、このような物を装着させられました。
是にフックをかけて滑るのです。 大丈夫かなぁ!? 内心ヒヤヒヤです。
私の番が来ました。 思ったより早いスピードに思わず右足がブレーキを踏みました。 でも、とても爽快な気分です!
あっという間に到着です。 なかなかスリル満点の良い経験でした。
是で30元(400円くらい)は安い!?
ホテルに戻り、早目(11:00)の昼食をとります。 メニューは相変わらずの東北料理です。 しかし、昨夜水が出なかったお詫びとかで、ビールやスプライトが振舞われました。
赤いTシャツの男性はこの長旅を一人で運転して下さっている運転手さん。
以前、日本の栃木県で1年間働いた事があるそうです。
残念ながらビールは飲めないのでスプライトで乾杯です。「お疲れ様!この先も宜しくお願いします!」
いよいよ待望の丹東市に向かいます。