mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

丹東旅行②~青山溝(飛瀑谷、虎塘溝)

2010-06-16 17:22:22 | Weblog

“ コケッココ~~ ” 「んっ? ナンだ!?」 “コケッココ~~~ ”

はっきり目が覚めていない私の耳に、何とも情けなげな鶏の声が聞こえてきました。

「ニワトリさんもっと元気に“コケコッコー、朝ですよ!”って鳴いてくれなくちゃ目が覚めないじゃないの!」と、思いながら時計を見るとまだ3時です。
トイレに行くと、水が出ます!  メイクも落とさないまま寝ましたので、慌てて顔を洗い、序でに身支度を整えました。
その間もニワトリさんは情けない声で鳴き続けています。

朝食は6時、6時半出発の予定です。
午前中の観光は中国の「遊覧国家重点風景名勝区」に指定されている、「青山溝」です。
青山溝は甸満族自治県の境界内の北部山岳地帯に位置し、丹東市街区の170キロメートル離れ、青山湖、飛瀑谷、虎塘溝の3つの観光地区、126の名所、36条の滝から構成する。ここに濃い緑の森林、澄みきった江水、奥深く静かな峡谷、静かな深い淵があって、まるで「童話の世界」、国連の専門家に全世界六大無汚染自然観光地の1つとされる。


ホテルからバスで30分。 青山溝の「飛瀑谷」に到着です。
入園料は40元(旅行費に含まれる)です。



入るとすぐに馬が待っていました。 [片道40元、往復60元]と書いてあります。
少し心が動きましたが、久し振りに緑の中をゆっくりと歩いてみる事にしました。
どうぞ、私の足が悲鳴を上げませんように!

 
木々の間を歩くのは本当に気持ちの良いものです。
普段あまり山歩きなど縁のなさそうなK君も良い気分みたいです!

遼寧省で一番大きな滝と聞いていたのでどんな大きな滝かと期待していたのですが・・・。 
写真右は車中で仲良しになったzou愛斌さんに撮っていただきました。

新鮮な空気とマイナスイオンをいっぱい吸ってよいリフレッシュタイムとなりました。


虎塘溝は「飛瀑谷」からバスで20分の所にありました。
ここは入園料30元でした。10元の差は何なのだろうと考えたりして・・・。


 
ここにはお土産やさんがありました。 闘病中の友人のために“白菜を担いだ豚さん”の置物を買いました。
中国では、豚は猪(ジュウ)と言い、久しい(ジュウ)に通じ、白菜は(バイツァイ)と言い百歳(バイツァイ)に通じるので、縁起物とされています。


少し下に下りていくと大きな滝つぼのような所でボートに乗ったり水遊びをして利している人が居ました。


山道を歩きながらふと見上げると・・・、「あれ、何!?」
夫が言うには、「滑索 フアスオ](直訳すると滑るロープ?)と言い、谷を滑って渡るのだそうです。  好奇心旺盛な私は、「是は乗らなくちゃね!」


途中に観音堂がありました。お線香をたいて皆さん何をお祈りしたのでしょうか?


こんなに険しい階段もありました。 kちゃんは疲れも見せずに上って行きます。
下の報に黒く見える人影は「滑索」はせず、自力で下山するNさんです。


「滑索」には沢山の人が並んでいました。 チケットを買うのは夫に任せKちゃんとブランコに乗りました。  すると一人のおばさんが近寄ってきて手を出すのです。
見ると「料金1元」と書いてありました。 1元も高いよ! 値切る暇なく、夫の手招きに応じなければならず二人分2元支払いました。 何でもお金にする中国です。


リフトのようなものかと思っていましたら、このような物を装着させられました。
是にフックをかけて滑るのです。 大丈夫かなぁ!? 内心ヒヤヒヤです。


私の番が来ました。 思ったより早いスピードに思わず右足がブレーキを踏みました。  でも、とても爽快な気分です!

あっという間に到着です。 なかなかスリル満点の良い経験でした。
是で30元(400円くらい)は安い!?

 

 

         
ホテルに戻り、早目(11:00)の昼食をとります。 メニューは相変わらずの東北料理です。 しかし、昨夜水が出なかったお詫びとかで、ビールやスプライトが振舞われました。 
赤いTシャツの男性はこの長旅を一人で運転して下さっている運転手さん。
以前、日本の栃木県で1年間働いた事があるそうです。
残念ながらビールは飲めないのでスプライトで乾杯です。「お疲れ様!この先も宜しくお願いします!」


いよいよ待望の丹東市に向かいます。

 

 

 


丹東旅行①~青山溝(青山湖)

2010-06-16 17:12:04 | Weblog

 端午節休暇を利用して14,15日に丹東旅行に出かけました。
今回は純粋に中国人向けのツアーでしたので、旅費も1泊4食付きで458元(6000円強)と破格のお値段です。

日本人同学にも案内した所、Oさん、K君、Nさん、Kちゃんも同行することになり、思いがけず楽しい修学旅行となりました。

丹東市はご存知の方も多いと思いますが、人口が約240万人(市街地の人口、約70万人)、鴨緑江を挟んで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新義州と向かい合う位置に有ります。


6:10集合、6:20出発の予定でしたが、意外にもきちんと時間は守られ、時間通りに出発です。
 
二日間世話になるガイドさん(導游=ダオヨウ32)と、少し小さめのバス。
丹東市まで高速で4時間です。 途中、3時間ほど走った“大狐山P”でトイレ休憩をし、丹東市を抜けまだ走り続けます。

13:00やっと期待の昼食です。
 
綺麗なレストランでしたが、テーブルが雑然と置いてあり相当数の客のセッティングがしてありました。
テーブルに着くと、次から次へテーブルに並びきれないほどの料理が運ばれてきます。 
忙しいからでしょうか、盛り付けなどはどうでも良い!と言う感じです。
写真左は唯一盛り付けを考えてある料理・・・右上に見えるのはとさかの付いた鶏の頭です。他に足もあったような気がしますが、正視できませんでした。

肝心のお味は!?・・・・・・正に中国の“東北料理”です。

中国では『南甜北咸,東辣西酸(ナンティエンベイシエン、ドンラーシースアン)』「南は甘い北は塩からい,東は辛い西は酸っぱい」と言われるように、東北料理は塩っぱいか、濃い醤油の味付けです。 ですから、少々味がくどい感じがします。

一品づつ味見をしただけでも満腹になりました。

 昼食を済ませて又走ること?時間。 今日のメインの「青山湖」に到着です。
青山湖観光地は全区の東南部に位置し、上から下まで近い百里続いて、湖の周囲地区の水面面積は2.2万ムー、湖水は澄みきってい青緑で、水深は30-50メートルである。青山湖口から船に上がって、「ライラック崖」に従って北上して、湖に沿って山野の花が咲き乱れるの「花仙台」と魚を釣るとてもすばらしい行く先の「釣魚台」を見ることができる。
         

 
湖の船着場には沢山の遊覧船が並んで観光客を待っていました。
私たちが乗ったのは、いかにも中国っぽい船でした。


この湖はダム湖らしいですが、広い湖の湖畔には小さな集落が点在していました。 
何とも長閑な風景で気持の良い時間が流れていくようでした。


船は二箇所ほど停まり上陸しましたが、どちらにもこのような露天が並んでいて木の実や薬草、珍しい茸、蛇や昆虫などが売られていました。 
蜂の巣も並べてありましたがどのようにして食べるのでしょうか!?


ここにもありました、御神木! 沢山の赤い紐が結び付けてあります。
中国では赤色は縁起が良いものとされてます。 是は願掛けの一種だとか。

 

2時間ほどの遊覧の後ホテルに到着。早目の夕飯を済ませてオプションで「満族歌舞表演」を観にいきました。 料金は免費(ただ)です。

 「満州族」の自治県は、特に自然が豊かで、3つの大きな川と6つの小さな川、500を超える渓流があります。この県には、もちろん、漢族、朝鮮族など、多くの民族がそれぞれ暮らしていますが、やはり、満州族が最も多く人口の半分以上を占めています。

入り口の門には『満家寨』=「満州族の塞」と掲げられてありました。


着いた時にはもう満席で、座るところがありません。
演技のために敷いてあったマットの上に暫くは座ってみていました。
少し後にはこの空いた地面が見えなくなるほどに観客が入ってきました。


いよいよ開演です。  司会はとても綺麗で魅力的な話し方の女性です。
バックは満州族の古い太鼓、「太平太鼓」です。
昔はお祭りになるとこの太鼓を打ち鳴らし、豊作と安全を祈願しました。
今も収穫の季節に太鼓を打ち、その喜びを表現します。


歌い手や踊り手は全て若い男女です。
この写真以外は全てアップできないほどのピンボケで残念です。


この獅子の中には男性が二人入っていて、この柱の上で軽々と演技をします。
写真右は、後ろの男性が前の男性を支え宙吊りにしているのですよ!


1時間ほどで演技は終わりました。
ホテルに戻りシャワーを浴び、同学たちと語り合い、良い気分で眠りにつける筈でしたが・・・・・・、

「水が出ませ~ん!」 シャワーはおろか、顔を洗うことすら出来ないのです。
旅行会社の方に、「中国人のツアーですので、ホテルがあまり良くありませんよ。お風呂もありませんよ。」と、念を押されて参加したのですが、「水が出ない事もありますよ。」何て、聞いていませんよ~!

しかし、バスの長旅の疲れもあって、ベッドに横になるとたちまち寝入ってしまったのでした。